...うやうやしく敬礼をした...
海野十三 「浮かぶ飛行島」
...一同に伝える」艦長は無線電信を記(しる)した紙片をうやうやしく押戴(おしいただ)いて...
海野十三 「太平洋雷撃戦隊」
...そんなにもうやうやしくお辞儀する頭の赤毛も...
リットン・ストレチー Lytton Strachey 片岡鉄兵訳 「エリザベスとエセックス」
...されば、わが女王よ、み心安くお待ちくださいまし、あなたさまが私を役にたつ男たらしめたいと思し召すとおりに、私はかならず無事に凱旋いたしますことにおいてお役にたちますでございましょう」 なにも危険なことはない、風は追手である、用意は整った、まさに船出のときである、そう書いたあとで、「うやうやしく、やんごとなき美しき御手に、接吻いたします」と彼はむすんでいる、「陛下の懐かしきみ心に生きる私こそは、陛下のみ前に、もっともへりくだるまことの忠義者、臣エセックス」艦隊は、漂渺たる海に出ていった...
リットン・ストレチー Lytton Strachey 片岡鉄兵訳 「エリザベスとエセックス」
...うやうやしく皿(さら)を差出しながら...
ツルゲーネフ 神西清訳 「はつ恋」
...おれにうやうやしく小さい包みを渡した...
オシップ・ディモフ Ossip Dymoff 森鴎外訳 「襟」
...きわめてうやうやしく彼に敬礼した...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...小僧がうやうやしく取り出して来て...
林不忘 「あの顔」
...うやうやしく声を落して話しかける時――さながらおずおずした帰依の心で...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「トリスタン」
...うやうやしく答えて「はたらきばち会」に入会させてくれた好意に感謝して...
ルイザ・メイ・オルコット L. M. Alcott 水谷まさる訳 「若草物語」
...大将はうやうやしく琴を受け取って...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...うやうやしく手をついたままいった...
室生犀星 「荻吹く歌」
...家老の曾根権太夫がうやうやしく式体して平伏しながら...
吉川英治 「江戸三国志」
...まずうやうやしく轅門(えんもん)に彼を出迎え...
吉川英治 「三国志」
...うやうやしく孔明の一書を捧呈した...
吉川英治 「三国志」
...うやうやしく折奉書(おりぼうしょ)を受け...
吉川英治 「私本太平記」
...うやうやしく給仕した...
吉川英治 「新書太閤記」
...うやうやしく秀吉の手へ渡し...
吉川英治 「新書太閤記」
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