...身体ばかりで宙宇を舞い行くので...
井上円了 「おばけの正体」
...多くの土地を傳い行く意という...
稗田の阿礼、太の安万侶 「古事記」
...一緒に奈良い行くいうて約束したんやけど...
谷崎潤一郎 「卍(まんじ)」
...あんたどうする?」「きょうは早う帰らんといかんねんわ奈良い行くとも何ともいわんと出て来たよって」と...
谷崎潤一郎 「卍(まんじ)」
...さっき幼稚園い行くいいよったん誰ぞいや」お母さんはおおげさな声でいった...
壺井栄 「赤いステッキ」
...盲学校い行くせにえいが」赤いステッキは克子の空想の中で翼(つばさ)をひろげ...
壺井栄 「赤いステッキ」
...ほじゃせに神戸い行くん...
壺井栄 「大根の葉」
...遠い地平線のあたりへとさ迷い行く...
豊島与志雄 「秋の気魄」
...何処(どこ)い行くだん...
新美南吉 「良寛物語 手毬と鉢の子」
...この雨が見えねえか! 今日は休め!」「あたいは学校い行くんだ」富次は狭い台所ににげこんでそう口答えをした...
本庄陸男 「白い壁」
...実朝(さねとも)の「四方(よも)の獣(けだもの)すらだにも」はやや理窟めきて聞ゆる「も」にて「老い行く鷹(たか)の羽ばたきもせず」「あら鷹も君が御鳥屋(みとや)に」の二つはややこれに似たる者に有之候...
正岡子規 「あきまろに答ふ」
...まるで高竿がひょいひょい行くようだ...
水野葉舟 「北国の人」
...従来善牙獅の蹤(あと)を追い残肉を食い行く性悪の一老野干あり...
南方熊楠 「十二支考」
...跂(は)い行くもの少なからず...
南方熊楠 「十二支考」
...そこい行くと、おらちなんぞ、つまらねえ、大事な息子は、もうちゃんと墓の下だかんなあ...
三好十郎 「鈴が通る」
...あんた何處い行くんだ?」と立ちふさがつた...
三好十郎 「肌の匂い」
...思出 思出 いつまでも心に住むと 誓ひをたてた思出その思出も年をふれば 塵となる 煙となる ああそのかの裏切りの片見なら 捉へがたない思出の 性も是非ない行くがいい 行くがいい 私を殘して 歸る日もなく行くがいい 思出よ...
三好達治 「雪夜 二」
...四五十匹ぐらい行くのです...
夢野久作 「狂人は笑う」
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