...伊勢(いせ)の大廟(たいびょう)を二十年ごとに再築するのは古(いにしえ)の儀式の今日なお行なわれている一例である...
岡倉覚三 村岡博訳 「茶の本」
...古(いにしえ)も今も同じである...
津田左右吉 「日本歴史の研究に於ける科学的態度」
...古(いにしえ)より威を海外に耀(かがや)かす者...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...世界も今は何になろう? なごやかな逸楽の夢に眠ってる古(いにしえ)のアンドロジーヌのように...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...数千百年の古(いにしえ)より和漢の学者先生が...
福沢諭吉 「学問のすすめ」
...幕政の組織を改めて王政の古(いにしえ)に復(ふく)したるその挙(きょ)を名(なづ)けて王政維新(おうせいいしん)と称することなれば...
福沢諭吉 「瘠我慢の説」
...古(いにしえ)の歌を歌ひしのみならず...
正岡子規 「人々に答ふ」
...これが現代文章の唯一の準則である」それだから「今の文章はいにしえのような美辞麗句でなく」「作家の表現しようと考える対象の性質から規定されて来る...
宮本百合子 「芸術が必要とする科学」
...古風(いにしえぶり)を存ぜるつり燭台(しょくだい)の黄蝋(おうろう)の火遠く光の波をみなぎらせ...
森鴎外 「文づかい」
...「按(あん)ずるに古(いにしえ)は麦・稲の穂を扱(こ)くに...
柳田国男 「木綿以前の事」
...古(いにしえ)の韓信(かんしん)などより百倍も勝(すぐ)れた人物だと失礼ながら慕っていました...
吉川英治 「三国志」
...古人(いにしえ)の伯夷(はくい)叔斉(しゅくせい)をどう思うね」「え...
吉川英治 「三国志」
...古(いにしえ)の孫子呉子が出てきても...
吉川英治 「三国志」
...たとえ汝にいにしえの随何(ずいか)や陸賈(りっか)のごとき弁ありとも...
吉川英治 「三国志」
...場所はいにしえの不破ノ関附近...
吉川英治 「随筆 新平家」
...いにしえの郷土を語り...
吉川英治 「随筆 新平家」
...ほうふつとして古(いにしえ)の野武士だ...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...古(いにしえ)の藤原の京...
和辻哲郎 「古寺巡礼」
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