...古昔(いにしえ)の国府の所在地で...
江見水蔭 「怪異暗闇祭」
...伊勢(いせ)の大廟(たいびょう)を二十年ごとに再築するのは古(いにしえ)の儀式の今日なお行なわれている一例である...
岡倉覚三 村岡博訳 「茶の本」
...古(いにしえ)のギリシャにあこがれの誠をいたすにつれ...
岡倉由三郎 「茶の本」
...古(いにしえ)より威を海外に耀(かがや)かす者...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...いにしえのローマのギリシャ人のように...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...いにしえの英雄はみな経済のために苦心したよ...
中里介山 「大菩薩峠」
...古(いにしえ)の白壁(しらかべ)の都メムフィスに入城した時...
中島敦 「木乃伊」
...いにしえに聖徳太子という人があり...
蜷川新 「天皇」
...東洋の古(いにしえ)にも次の箴言(しんげん)がある...
原口統三 「二十歳のエチュード」
...ありもせぬ意味をこしらへて句に勿体(もったい)をつけるは古(いにしえ)の註釈家の弊なり...
正岡子規 「俳諧大要」
...信而好古(しんじていにしえをこのむ)...
森鴎外 「渋江抽斎」
...南海諸島の命名慣習古(いにしえ)の太郎・二郎・三郎は...
柳田國男 「名字の話」
...古(いにしえ)から観るに...
吉川英治 「三国志」
...古(いにしえ)の孫子呉子にも勝(まさ)りましょう...
吉川英治 「三国志」
...いにしえの大宮人(おおみやびと)の心ではありません...
吉川英治 「私本太平記」
...いにしえ、道真公(みちざねこう)が、和魂漢才(わこんかんさい)と唱(とな)えて、時人の弊風(へいふう)と、遣唐使(けんとうし)の制を戒(いまし)めたことがあるが、唐風の移入も、西欧の舶載(はくさい)も、春なれば春風の訪れ、秋なれば秋風の湿(しめ)り、この国の梅や桜の色は変らぬ...
吉川英治 「新書太閤記」
...すでに古(いにしえ)の神仙は...
吉川英治 「新・水滸伝」
...古(いにしえ)の名僧は...
吉川英治 「宮本武蔵」
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