...いそいそとすっかり娘になった身体を運んで行くのだった...
犬田卯 「橋の上」
...いそいそと行く幼い私...
土田耕平 「八の字山」
...いそいそとして行きたるなり...
徳冨蘆花 「小説 不如帰」
...いそいそとして集めに出かける...
豊島与志雄 「蓮」
...何もございませんが」お吉はいそいそとして...
中里介山 「大菩薩峠」
...今日こそ展覧会を見に行こうと思っていそいそと起きて飯を喰っていると...
中谷宇吉郎 「先生を囲る話」
...いそいそと入って来たのは...
野村胡堂 「新奇談クラブ」
...晩の支度にいそいそと立ち働くお静の美しい後ろ姿を見るのでした...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...「そう来なくちゃ面白くない」その後ろからいそいそとついて行くガラッ八...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...セエラはそれを持っていそいそとテエブルの方に走って行き...
フランセス・ホッヂソン・バァネット Frances Hodgeson Burnett 菊池寛訳 「小公女」
...そしていそいそと出迎えたら...
羽仁もと子 「女中訓」
...父がいそいそとその望みを叶えてくれる様を見ることが出来るのだった...
バルザック Honore de Balzac 中島英之訳 「ゴリオ爺さん」
...ほっと一息いれている時――役人たちがいそいそとして残りの時間を享楽に捧げようとして...
ニコライ・ゴーゴリ 平井肇訳 「外套」
...他の女は手拭(てふ)きを帯に挾(はさ)んで見るからにいそいそと立ちあがった...
本庄陸男 「石狩川」
...いそいそとしてお春に云うのでした...
三上於兎吉 「艶容万年若衆」
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三好達治 「山果集」
...近ごろ愛人の出来たらしい様子は日曜日のいそいそとした明るい素振りなどでもよく分った...
横光利一 「旅愁」
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若山牧水 「樹木とその葉」
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