...己れの道のいずれであるべきかを定めあぐむ悲しさが...
有島武郎 「二つの道」
...「沈默(しじま)」のあぐむ森ならじ...
薄田泣菫 「泣菫詩抄」
...『沈默(しじま)』のあぐむ森(もり)ならじ...
薄田淳介 「白羊宮」
...長吉(ちやうきち)はいつも忍会(しのびあひ)の恋人が経験するさま/″\の懸念(けねん)と待ちあぐむ心のいらだちの外(ほか)に...
永井荷風 「すみだ川」
...長吉はいつも忍会(しのびあい)の恋人が経験するさまざまの懸念(けねん)と待ちあぐむ心のいらだちの外(ほか)に...
永井荷風 「すみだ川」
...それにしては長過ぎるとお雪が待ちあぐむ頃には...
中里介山 「大菩薩峠」
...それを待ちあぐむ船員の心は...
葉山嘉樹 「海に生くる人々」
...心を痛めて待ちあぐむ日々に突然的な事件の衝動...
原民喜 「夢と人生」
...ただこの一の色をかほど扱いあぐむ心根を不便(ふびん)がり...
南方熊楠 「十二支考」
...私がアンナ・ニコロのわらいについて幾日間を考えあぐむ...
吉行エイスケ 「恋の一杯売」
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