...御厚情に甘えて帰らせていただきます...
...今回は御厚情に感謝いたします...
...御厚情により、特別なサービスを受けられました...
...御厚情につけこみ、お願いをしてみる...
...御厚情をもって、お土産をいただいた...
...私小樽量徳小学校入学中三回閣下ノ御前デ字ヲ書キ本ヲ読ミ一方ナラヌ御厚情ニ預リ...
天川恵三郎 「天川恵三郎手記」
...人に悪口を言われても、その人の敵意には気が附かず、みんな僕の為を思って、言いにくい悪口でも無理に言ってくれるのだ、ありがたい、この御厚情には、いつの日かお報いせずんばあるべからずと、心の中の手帳にその人の名を恩人として明記して置くという始末なのだ...
太宰治 「新ハムレット」
...御厚情のかず/\ほんとうにありがたく頂戴いたしました...
種田山頭火 「其中日記」
...いろいろと、御厚情の段、厚く御礼申し上げます」と、云って、頭を下げた...
直木三十五 「南国太平記」
...結構なる御見舞品まで賜(たま)わり御厚情の程感謝申し上げます...
野呂栄太郎 「平野義太郎宛書簡」
...△暮以来いろ/\御厚情の多いお手紙を戴いて居りますが...
牧野信一 「〔編輯余話〕」
...爾後たゞ自らの力を尽し得る限りこの任に当つて皆様の御厚情の深い声援に報ゆる決心です...
牧野信一 「〔編輯余話〕」
...伯父さんの御厚情を考えて...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...「以前の御厚情を忘れておりませんが...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...昔の御厚情をまたお見せくださいました御幸(みゆき)に感謝の意もまだ表してお目にかけることができませんような不都合さも...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...しかし「祭禮の節は不相變御厚情蒙(あひかはらずごこうせいかうむ)り難有由時々申出候(ありがたきよしじゞまうしいでそろ)」と云つてあるから...
森鴎外 「壽阿彌の手紙」
...「わたしは皆さんの御厚情に対する感謝のしるしとして別に何ものこすことができないから...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...かねて父母より御厚情の数々を伺って...
山崎富栄 「雨の玉川心中」
...「いや……実はその……あの時に折角の御厚情を...
夢野久作 「斬られたさに」
...「御厚情浅からず...
吉川英治 「新書太閤記」
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