「逆鉾」は何と読むでしょうか?
答え・・・
「さかほこ」
意味:五十雀の別名
では、「五十雀」とは?
英語では「Eurasian nuthatch(Sitta europaea)」
雀の仲間の野鳥です。
四十雀のほうがきいたことがあるかもしれませんね。
四十雀は住宅街でも見られる雀の仲間で、五十雀は山林などに生息しています。
別名「逆鉾」の由来は:地面に頭を向けたままで木をつつく姿から。
ちなみに逆鉾とは、「天逆鉾(あまのさかほこ)の略です。
「杜鵑・蜀魂・不如帰」はすべて同じ読み方です。さて何と読むでしょうか?
答え・・・
「ほととぎす」です。
「ホトトギス」の漢字を調べると他にも様々な漢字で表され、異名も複数ありました。今回はこの「ホトトギス」漢字と異名、そしてその由来をご紹介します。
🐦ホトトギスの漢字表記
①杜鵑、(「とけん」とも読みます)
②杜宇、
③蜀魂、
④不如帰、
⑤時鳥、
⑥子規、
⑦田鵑
🐦ホトトギスの異名
卯月鳥(うづきどり)
早苗鳥(さなえどり)
魂迎鳥(たまむかえどり)
死出田長(しでのたおさ)
勧農鳥(かんのうちょう)
①~④は中国の故事や伝記に由来した漢字で
⑤は田植えの頃(五月頃)に毎年渡来するため、時を告げる鳥とされたため。
早苗鳥、勧農鳥も同じ意味
⑥は不如帰が故郷を離れ帰心を思わせる「思帰」と呼ばれ、
それが転じて「子規」となったとか。
ちなみに正岡子規は、このホトトギスの漢字から俳号に「子規」としたのだとか。
「人鳥・企鵝・片吟」って何のことでしょうか?
答えは・・・
「ペンギン」です。
人鳥(じんちょう)の由来:
その姿が、立ち姿が人のようであるから。
企鵝(きが)の由来:
企鵝の「企」はつま先立つという意味があり、「鵝」はガチョウの意味から。
片吟(ぺにんぎん)の由来:
「ぺんぎん」の当て字
ちなみに、中国ではフンボルトペンギンのことを「漢波德企鵝」
イワトビペンギンのことを「跳岩企鵝」というそうです。
フンボルトは、ドイツの探検家フンボルト(Humboldt)の当て字だとか。
では、海星・海盤車って何?
「鴛鴦」の読み方は「おしどり」ですが
「鴛」と「鴦」それぞれ単独でも「おしどり」と読みます。
どちらも「おしどり」と読めるこの漢字、実は雄と雌の意味があります。
「鴛」が雄のオシドリ、「鴦」が雌のオシドリです。
また「鴛鴦の契り(えんおうのちぎり)」という故事・ことわざのように「えんおう」とも読みます。その意味は「仲の良い夫婦のたとえ」だったり「強い絆がある夫婦のこと」をいいます。
「鴛鴦の契り」は「鴛鴦の偶(えんおうのぐう)」ともいいます。
ちなみに類義語は「比翼連理」があげられます。
これは中国の空想上の鳥「比翼の鳥」が由来で、雌雄それぞれが目と翼を一つずつもち、二羽が常に一体となって飛ぶと伝えられています。