消耗品、消耗が激しいなど
使って減らす、使って減る意味の「消耗」
多くは「しょうもう」と読んでいますが、
これは慣用読みであり、本来の読み方ではありません。
本来の読み方は「しょうこう」です。
消耗の「耗」は漢音で「こう」と読みます。
「しょうもう」は間違い?
いいえ。現在は「しょうもう」が一般化したものです。
本来とは違う誤読みが、定着した読み方を「慣用読み」といい、 「消耗」もその一例といえます。
他の慣用読みについては→こちら
「代替」はなんと読みますか?
読み方:だいたい
意味:ほかのもので代えること
読み方「だいがえ」は間違い?
「代替」を「だいがえ」と読むことも多くあります。
これは「大体(だいたい)」と区別するために
「だいがえ」という読み方が定着したからだとか。
また「だいがえ」は「だいたい」の重箱読みであり、間違いではありません。
「重箱読み」とは、
「じゅう」は音読み、「ばこ」は訓読みのように
上は音読みで下は訓読みで読む読み方のこと。
例:縁組(えんぐみ)、軍手(ぐんて)、借家(しゃくや)など
ちょうふ?てんぷ?「貼付」の読み方正しいのはどっち?
正解は、どちらも正しいです。
もともと「貼付」は、「ちょうふ」と読み方ですが、
「てんぷ」と読む人が多く、それが定着しました。
そして現在では辞書にも掲載され認められるようになった
「慣用読み」という読み方なのです。
この様な「慣用読み」として認められた例は
「出生」
読み方:しゅっしょう、慣用読み:しゅっせい
「重複」
読み方:ちょうふく、慣用読み:じゅうふく
「早急」
読み方:そうきゅう、慣用読み:さっきゅう
「相殺」
読み方:そうさい、慣用読み:そうさつ
「固執」
読み方:こしつ、慣用読み:こしゅう
あなたはどちらで使っていたでしょうか?本来の読み方から、慣用読みへその途中の言葉はまだまだありそうですね。