虎を含む漢字三文字といえば・・・
虎河豚、鬼虎魚、虎海老など魚の仲間の名前はよく目にします。
では「蝦虎魚」「虎天牛」は魚?牛?なんでしょうか?
虎河豚の読み方:とらふぐ
鬼虎魚の読み方:おにおこぜ
虎海老の読み方:とらえび
蝦虎魚の読み方:はぜ
虎天牛の読み方:とらかみきり
ちなみにトラカミキリは体長15~26mmほどの昆虫です。
「百足、蜈蜙、蜈蚣、蝍蛆」は同じ読み方をします。
さて何と読むでしょうか?
答え・・・
「むかで」です。
意味:体長4mm~30cm、頭部から奇数対の歩脚が同部から並ぶ。
英語では「Centipede」、学名「ChilopodaLatreille」
ちなみにムカデは「百足」と漢字で書きますが、脚の数は100本(50対)のムカデはいません。
どの種も脚は奇数対なんだとか。
映画やハロウィンの装飾でも使われたり、割と身近な動物「こうもり」
漢字にすると何と書くでしょうか?
答え・・・
「蝙蝠」です
蝙蝠の由来:こうもりは古くは「かはほり」と呼ばれており、それが転じて「こうもり」となったといいます。
「かはほり」の語源は、「蚊」を捕食していた「蚊(か)屠(ほう)り」からという説や、「かわもり(川を守る)」からという説もあります。
でもなぜ「蝙蝠」は虫偏なのか?
「コウモリ」は哺乳類なのですが、漢字は虫偏です。なぜでしょうか?
その理由は・・・漢字は中国から伝わりました。その中国では、明らかに鳥や魚、獣とは違う生き物に対して虫偏を使う傾向があったとか。
そのため「蛸(たこ)や蛇(へび)蛤(はまぐり)」も虫偏です。「虫」はすべての生き物を表しているといってもいいかもしれませんね。