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使い分け

初老、中老、大老、老老の違い、何歳から?

老いの初め、と書いて「初老」
若々しさからは離れているイメージのですが
そもそも「初老」とは何でしょうか?

中国から由来した辻髪志学弱冠而立不惑知命耳順従心などの中の「不惑」に当たるのが初老だと言われています。

「初老」とは何歳からいうのでしょうか?

孔子の論語では「四十にして惑わず」「五十にして天命を知る」とあるように、当時は40歳位から「不惑」、つまり「初老」と認識されていたようです。

「中老」とは何歳からいうのでしょうか?
40歳くらいから50歳を初老とするのに対し、中老は50歳すぎのことを言います。

但しこれは人生50年の頃の話なので、人生80年、100年と言われる現在だと、認識のずれがありそうですね。

では「大老」は?

尊敬されている老人の呼び名だそうです。

ちなみに「老老」とは、ひどく年を取ったさまのことだそうです。

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自然

「千曲川(信濃川)」と「ぶつぶつ川」

日本には川はどれくらいあるのでしょう?
その数 35,474本(平成30年現在)
内訳:一級河川 14,066本
二級河川   7,081本
準用河川 14,327本
川というと、河川法上の「一級河川」「二級河川」のほか、市町村長が指定した「準用河川」を指します。それ以外にも「普通河川」もありますが、河川法上は含みません。

では、日本で一番長い川はどこでしょうか?
長野県から新潟県の日本海へ注ぐ信濃川(しなのがわ)全長367キロメートルです。
上流の長野県では千曲川(ちくまがわ)と呼ばれており、犀川(さいがわ)と合流し、県境で信濃川と名を変えます。千曲川の区間は全長 214キロメートルと、実は信濃川よりも長いのです。ただし河川法上、千曲川を含めた信濃川水系の本流を信濃川と規定しているため、信濃川が最長の川とされます。

ちなみに日本で一番短い川はこでしょう?
和歌山県東牟婁郡那智勝浦町(わかやまけんひがしむろぐんなちかつうらちょう)を流れる「ぶつぶつ川」全長13.5メートルです。
その名の由来は、空気の泡がぶつぶつと出てくる様子からだとか。水源は湧き水だそうですが、なかなか面白いネーミングですね。

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数字

万 億 兆 京 垓 その先は?

日本のお金の単位は、4桁ごとに変わります。

万、億、兆・・・

(まん) 10,000(0が4)

(おく) 100,000,000(0が8)

(ちょう)1,000,000,000,000(0が12)

(けい) 0が16

(がい) 0が20

(じょ) 0が24

(じょう)0が28

(こう) 0が32

(かん) 0が36

(せい) 0が40

(さい) 0が44

(ごく) 0が48

恒河沙(ごうがしゃ)0が52

阿僧祇(あそうぎ) 0が56

那由他(なゆた)  0が60

不可思議(ふかしぎ)0が64

無量大数(むりょうたいすう)0が68です。

普段使われる単位は兆くらいまでなので、そうそうお目にかかることはないのですが。
0が52(10の52乗)から単位が少し変わっています。
「恒河沙」とは何でしょう?
これは仏教用語で、「恒河」はサンスクリット語でガンジス川を意味し、ガンジス川の無数の砂という意味になるそうです。
では「那由他」は?
これも仏教用語からきており、「極めて大きな数量」という意味のサンスクリット語が由来だそうです。
「不可思議」もそうなると仏教用語が由来してして、考えもできないほど大きな数という意味です。
そして最後の「無量大数」ですが、こちらも仏教用語で、漢字文化圏において名前がついている最大の単位となります。
しかし日常では京以上の単位は、10の何乗の様に指数表記されるため、これら呼び名を使うことは稀ですが、恒河沙なんて、素敵なネーミングだと思うので使ってみたいですね。

一より小さい数、万 億 兆 京の逆は?⇒こちら

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自然

台風の語源と由来

中国では昔、四方からくる風を「颶風(ぐふう)」といい、日本でも熱帯低気圧を、江戸時代には颶風と呼び、熱帯颶風などと言っていたそです。

明治の初めにはタイフーン、大風とも表していたのですが、明治末頃、当時中央気象台長の岡田武松によって「颱風(たいふう)」と呼ぶようになり、1956年に「台風」に代わりました。

しかしその「タイフーン」はどこから入ってきた言葉なのか?その由来は諸説あるようなのですが、

一つは、台湾、中国で、激しい風のことを外国からの風のとして大風(ターイフォン)といっていたことからという説。や台湾付近でおきた風を「颱風」と言っていた説。

もう一つは、アラビア語の嵐を意味する「tufan」が「颱風」になった説。

そしてもう一つが、ギリシャ神話の怪物を意味するテューポーン「Typhon」から「颱風」になった説。

あと沖縄(琉球)の気象学者蔡温(さいおん)が作った造語説もあり、沖縄の方言では「カジフチ(風吹き)」や「テーフー(台風)」というらしいです。

はっきりとした由来は分かりませんが、国が違っても同じ様な言葉、発音で使われているのは興味深いですね。

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食べ物

バラ、薔薇、肋?

今回は美味しいお肉のお話です。
スーパーで見かける肉の表示「バラ肉、小間切れ(細切れ)、切り落とし」
この違いはどこにあるのでしょう。
お肉好き、料理好きの方なら、既にご存じの方も多いかもしれませんね。

先ず「バラ肉」⇒漢字だと「肋肉

あばら骨(肋骨)周辺の肉のことを指します。
赤身脂身と三層になっているので、「三枚肉(さんまいにく)」ともいいます。
そしてあばら骨付きは、「スペアリブ」と呼ばれます。
バラ肉のバラは、あばらの「あ」がとれたことに由来するのですね。

次に「小間切れ細切れ」ですが、どちらも「こまぎれ」です。
たいてい乱雑にトレーにパックされていますが、ロースやバラなどを整形するときに出る切れ端です。なので大きさが不揃いだったり、部位も色々入っています。

そして「切り落とし」ですが、こちらは特定の部位の切れ端を集めたものです。
なので、こま切れと違い「豚肩切り落とし」「豚もも切り落とし」等と、部位ごとにパックされています。

ちなみに薔薇肉というものもにはあるようで、ローストビーフや生ハムなどで模した薔薇だそうです。まさに美味(美しい味)肉ですね!

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食べ物

「鰐」に「梨」でアボカド、では「彌猴」に「桃」は?

様々なフルーツが店頭に並んでいますが、特に秋になると種類が豊になりますね。
でもそのフルーツ、果物は、カタカナで表記されているものがほとんど。
普段目にするフルーツを漢字表記したらどうなるのか、今回は果物の名前についてご紹介いたします。

先ずはアボカド⇒鰐梨(わになし)

和名を鰐梨(わになし)といい、その表皮がの皮に似ていることが由来とされているとか。

カシス⇒黒酸塊(くろすぐり)

和名を黒酸塊(くろすぐり)といい、「カシス」は仏名。

オレンジ⇒甘橙(あまだいだい)

果実を表す「」が、甘い果実の意味で「甘橙」と呼ばれるようになったのですね。

パイナップル⇒凰梨(ほうり)

和名を凰梨(ほうり)といい、パイナップルは英語で、形がpine(松ぼっくり)で、味はapple(林檎)が由来らしいのですが、中国語の漢字で日本に入り、今に至るとか。

キウイ⇒彌猴桃(びこうとう)、鬼木天蓼(おにまたたび)、支那猿梨(しなさるなし)

キウイは、もとは中国原産の果樹で、ニュージーランドに持ち込まれ改良されたものだとか。「彌猴」はアカゲザルを指し、猿が好んで食べる果実だったことに由来しているとか。

フルーツの和名は、馴染みがないものも、由来を知ると納得ですね。

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数字

名字が日付?~漢数字の名前の読み方~

漢数字の名前の読み方」にも登場しましたが、
今回は、日付が名字の読み方をご紹介いたします。
皆さんは、どれくらいご存じでしょうか。

元日田」と書いて、「もとひだ」

四月一日四月朔日」と書いて、「わたぬき、つぼみ」

この由来は、暖かい季節になって綿入れの着物から綿を抜いていたからだとか。

五月七日」と書いて、「つゆり」

「つゆり」は「栗花落」とも書くのですが、由来としては、栗の花が落ちるころに梅雨入りするという説や、昔話からの説などがある様です。

「六月一日、六月朔日」と書いて、「うりはり、むりはり、くさか」
八月一日八月朔日」と書いて、「はっさく、やふみ、ほずみ、ほそみ、ほづみ」

「はっさく」は「八朔」の読みで、「ほづみ」は稲の新穂を摘む「穂積」ことが由来だとか。

八月一日宮」と書いて、「ほずのみや」

八月十五日」と書いて、「あきなか」

「あきなか」の由来は、旧暦の中秋から。

さらに、そこから満月を表す「十五月」を「もちづき」と読んだりもするそうです。

十一月二十九日」は、「つめづめ」

十二月一日」は「十二月田」とも書き、「しはすだ」

十二月晦日」は、「ひづめ、ひなし」

一年の一日が名字だと、その方の誕生日と名字が同じ、という確率はどれほどでしょうね。

また漢数字の名前の読み方をご紹介する予定です。

お楽しみに。

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動物 食べ物

卵と玉子どっち?

「たまご」を漢字で書くと「」と「玉子」ですが、その違いは何でしょうか?

一般的には、「卵」は、生物学的な意味とし使われ、

「玉子」は、食材として使われています。

食用のたまごは、鶏のたまごが主なので、

カエルや、魚、虫のたまごは「玉子」ではなく「卵」となります。

また「医者のたまご」の様な表現は、たまごから孵化して大きく成長する比喩なので、「医者の卵」となり、「医者の玉子」とはならないのですね。

ちなにみ、「卵」の古名は、「殻の子(かひのこ)」といいます。

そして「かいこ」「かいご」と変化し呼ばれるのですが、「(かいこ)」と混同するため、「玉の子」と呼ばれるようになったらしいのです。これが「玉子」の由来とされている様です。

その「玉子」は、鳥類の殻に包まれた丸い玉を指していていたので、「玉子」=「鳥のたまご」となったとか。

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植物

葡萄と葡萄


秋に美味しい果物の代表のぶどう
漢字で書くと「葡萄」です。
でも「葡萄」とかいて「えび」とも読みます。
葡萄葛(えびかずら)、葡萄蔓(えびづる)など。
この「えび」って何でしょう?
これもまた、ぶどうの古名(古い呼び方)らしいのですが。
葡萄(ぶどう)の由来は、ペルシャ帝国のフェルガナ地方で栽培されていた
「ブーダウ」という品種に、中国語の読みが当てられ日本に入ってきたそうで、
その葡萄は、日本に自生していた和種のブドウ科植物と似ていたため、葡萄(えび)というようになったとか。
山葡萄のような赤紫色を、葡萄色(えびいろ)と呼ぶのも、これらに由来しているみたいですね。

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彼岸花と曼珠沙華

秋に咲く彼岸花(ひがんばな)、

別名、曼珠沙華(まんじゅしゃげ)は

お彼岸に合わせたかの様に咲く秋の花。

赤い花が咲き、花が終わって葉がでます。

曼珠沙華の由来は、 仏教の「天の花」の意味の

サンスクリット語の読み方に、漢字を当てたもだとか。

毒もあるという花ですが、日本の秋を彩る美しい花ですね。

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