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福袋の起源・由来は?

現在、初売りには必ずと言っていいほど「福袋」なるものが販売されています。
この「福袋」の意味は?
いつから販売されているのでしょうか?

福袋の起源ははっきりとはしていませんが、ひとつは
江戸時代「えびす袋(恵比寿袋、恵比須袋、袋など)」とも言われています。
日本橋にあった越後屋(現在の三越)や、大丸呉服店(現在の大丸の前身)が、裁ち余りの生地を袋にいれて販売していたものです。

もうひとつは、明治時代「「多可良函(たからばこ)」です。
いとう呉服店(現在の松坂屋の前身)が「多可良函(たからばこ)」と名付け販売していたものです。

福袋には在庫処分の意味合いが含まれていますが、
当時の福袋には、金の帯が入ったものがあったり、
それを引き当てた人が福を得るというような遊びもあったとか。

昭和の時代には、福袋は一般的となり戦後は大人気となります。現在では、中身が見えたり、正月初売り以外にも「夏の福袋」を販売する店もあるのだとか。

ちなみに福袋は日本が発祥で、現在はアメリカなどでも lucky bag (ラッキーバッグ)と呼ばれ売られているそうです。

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自然

初夢はいつ?「一富士二鷹三茄子」の続きと由来

年が明けると初夢が話題にあがりまね。「初夢」はその内容で新年の運勢を占う夢占いの一種ですが、いつ見た夢のことでしょうか?
元日の夜?2日の夜?

古くは立春が一年の始まりとされていたので、節分の夜みる夢とされ、その後「事始め」が1月2日であることから2日の夜に見る夢と変わりました。
現在では「その年最初に見る夢」または
元日の夜または1月2日の夜に見る夢」が一般的のようです。

では初夢で見ると縁起がいいといわれる
一富士二鷹三茄子いちふじにたかさんなすび」その意味、由来は

一、富士…「不死、無事」の意味
二、…「高、貴」に通じ、立身出世を意味
三、茄子…財を成す、事を成すの意味

そして「一富士二鷹三茄子」の続きがあります。
「四扇五煙草六座頭(しおうぎごたばころくざとう)です。

四、…末広がりを意味
五、煙草…煙草の煙は上に上がることから、上に上がる縁起が良いもの
六、座頭…座頭は剃髪した盲人のことで「毛が無い」→「怪我が無い」の意味

初夢、どんな内容か楽しみですね。

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使い分け

年の瀬押し迫る「年の瀬」はいつ?由来と語源と意味

12月に入ると「年の瀬」という言葉をよく耳にしますが
一体いつからが「年の瀬」なのでしょうか?

答えは、正確には決まりはないのですが、
一般的にだいたい12月中旬から12月末までのことをいいます。

「年の瀬」の類義語:
年末歳末年の暮れ

「年の瀬」の由来、語源:
年の瀬の「瀬」は、とても流れが速く渡ることが困難である「川の瀬」の「瀬」を意味しています。
かつて江戸時代には「ツケ」で商品を買い、盆や暮れに支払うことが多かったようです。
そのため年末にお金を工面しなければならず、ただでさえ物入りな年末は苦労していたとか。
その様子を川の瀬に例えて「年の瀬」といったそうです。

ちなみに「年の瀬押し迫る」は
「年末の最後の数日が間近に迫ってくる」という意味です。

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名字(苗字)

一寸(ちょっと)説明「寸法」の由来

一寸」とは
読み方:ちょっと、いっすん
意味:時間、量、程度などがわずかなこと。
尺貫法の長さの単位

「一寸」ってどれくらい?
1寸=約3cm
10寸=1尺に当たります

「寸」の由来、語源
親指の幅をさしていたと考えられています。
親指の幅くらい小さいという意味なんですね

ちなみに昔話の「一寸法師」は
約3センチという本当に小さい法師ですね

現在、単位として「寸」は使う場面はなかなかないですが
寸法」「寸劇」「寸暇」など、わずかなことという意味の言葉として使われています。
また「一寸木」という珍しい名前もあり、「寸」の由来が関係しています。珍しい名字の記事→こちら

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自然

2019年12月22日「冬至」南瓜(かぼちゃ)と柚子湯(ゆずゆ)の由来

2019年12月22日は冬至(とうじ)です。
冬至には、カボチャを食べて、ゆず湯に入る風習がありますが、それはなぜでしょう?
その由来をご紹介いたします。

まず、冬至とは
夏至と反対に1年でもっとも夜が長い日。
「日短きこと至る(きわまる)」という意味で、
中国では、この日から新年の始まる日とされます。
陰の気が極まり再び陽にかえる意の「一陽来復(いちようらいふく)」といい、
冬至を境に運が向いてくるとされます。

ではなぜ冬至に南瓜(かぼちゃ)を食べるのか?
冬至には「ん」のつくものを食べると「運」がつくという言い伝えから。
特に次の7種類を「ん」のつく「冬至の七種(ななくさ)」と呼びます。
南瓜(なんきん)
人参(にんじん)
蓮根(れんこん)
銀杏(ぎんなん)
金柑(きんかん)
寒天(かんてん)
うんどん(うどん)

ゆず湯に入るのはなぜ?
柚子(ゆず)は、「融通」がきく
冬至は、「湯治」のごろ合わせから。
一陽来復のために身を清めるという考えからも、
禊(みそぎ)の儀式として邪気を払うため、
香りの強い柚子湯に入ると考えられています。

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食べ物

年越し蕎麦(そば)の由来、起源は?

大晦日に年越し蕎麦を食べる家庭は多いと思います。
この年越し蕎麦、なぜ大晦日に食べるようになったのか?
その由来、起源をご紹介いたします。

その由来は諸説あるのですが
先ず、蕎麦は細く長いことから、「延命や長寿を願った」とする説。

次に、金銀細工師がそば粉を団子にし、金粉銀粉を集めていたことから「金を集める縁起物」とする説。

さらに、蕎麦が切れやすいことから、「一年の苦労や災いを切り捨て翌年に持ち越さないよう願った」とする説。

他に、蕎麦は風雨にさらされても、日光を浴びると再び元気になります。そこから「無病息災を願う」とする説など。

その起源は、鎌倉時代、博多の承天寺で、年の瀬を越せない人にそば餅をふるまったところ、翌年から食べた人たちの運気が上がったため大晦日に蕎麦を食べるようになったとも言われています。

また江戸時代には月の末日に蕎麦を食べる習慣があり、三十日蕎麦(みそかそば)と言い、これが大晦日だけに残って年越し蕎麦になったとも言われています。

ちなみに、薬味のネギは、いたわる、なぎらうという意味の「労ぐ(ねぐ)」、神社に奉職する神職の「祢宜(ねぎ)」にかけたものだとか。

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「偶々」の読み方、語源は?

偶々なんて読むのでしょうか?

答えは「たまたま」です。

意味
「偶然に、意図的ではなく、故意ではなく」や
「思いがけず、たまに、頻度が少ない」

語源、由来
偶々の「」は「図らずして偶然に起きること」
「めったにない、まれなこと」を意味していています。
もとは「偶偶」です。

同じ言葉を繰り返すことや、
同じ音を繰り返す言葉のことを「畳語(じょうご)」といいます。
例えば「青々、木々、時々」など

また「」は、反復記号の一種であって漢字ではありません。

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図々しいのは「厚顔無恥」、「厚顔無知」は間違いです

厚顔無恥(こうがんむち)」とは、
図々しい、恥知らずな様子のことです。

元は中国の詩集「詩経」の一説に「巧言くわうの如く、顔の厚きや」とあり、
「言葉巧みに乗り切り、外面を良く見せ内面の恥を隠すこと」とうい意味が由来です。
平安時代の頃に伝わり、「厚顔」は内面の醜さを意味する言葉として使われ、明治時代以降に、一般的な用語になったとか。

厚顔に続く「無恥」は、「無知」と誤って使っているのを目にすることがあります。
「無知」は知識がない意味です。「無恥」は恥を知らないことですので注意しましょう。

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「おこがましい」の由来と、「厚かましい」との違い

「おこがましい」とは
ですぎたことや、ばかがていること、身の程をわきまえない意味で、自分をへりくだっていう時に使ます。

漢字で表記すると、「烏滸がましい」
この烏滸の由来は、むかし中国でうるさうことや、やかっましいことを、水際のカラスに見立て「烏滸(おこ)」と呼んでいたことです。「」は水際を指しています。

日本では、平安時代の頃は、「愚か、愚鈍、非常識な振舞い」を意味していましたが、愚鈍なものを表す「馬鹿」が室町時代になるとつかわれはじめて「烏滸」はつかわれなくなったそうです。

「厚かましい」との違い

「厚かましい」とは、「遠慮がない、図々しい」という意味で、地位や立場には関係なく、だれにでも当てはまる表現です。
しかし「おこがましい」は、身分にあっていないという意味(目上の人に対する配慮や申し訳なさ)を含んでいます。

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「郎」と「朗」の違いと、意味、名づけについて

「郎」と「朗」、どちらも「ろう」と読み、名前に使われる人気の漢字ですが、その違いは何でしょうか?

先ず「」について
読み方:ろう、おとこ
意味:男、男子、若者、中国の役職名
「男性の美称」として使われたり、「男」を表す漢字となっています。

次に「」について
読み方:ろう、ほがらか、あきら
意味:明るく広々としている様子、ほがらか

名づけでは、男の子らしさ、たくましさなどイメージする「郎」
明るく、ほがらか、清らかにすんでいるイメージの「朗」
また、「郎」は9画、「朗」は10画の違いもあります。

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