スポンサーリンク
カテゴリー
動物

「翻車魚・浮木・曼波魚」ってなに?読み方と由来

海や魚のつく名前はたくさんありますが、
「翻車魚・浮木・曼波魚」から何を想像しますか?
今回はこの二つについてご紹介します。

翻車魚
読み方:マンボウ
別名:「浮木(うきぎ)」
ちなみに漢字文化圏では「曼波魚」とも表記されます。

由来:諸説ありますが、体が丸いため「円坊鮫(まんばうざめ)」からきているという説。方形(四角形)という意味の「満方」かからきているという説など。

「浮木(うきぎ)」の由来:水面に体を横にして浮かぶ様子(体についた寄生虫を太陽にあてて滅菌するためともいわれる行動)から。

マンボウは泳ぎはあまり上手ではなく、皮膚が弱いデリケートなお魚で飼育も大変だとか。そのため角をなくすなど工夫されたマンボウ専用の水槽で飼育されています。
水族館でマンボウを見る機会があったら、漢字も思い出してみるとまた違う姿に見えるかもしれませんね。
ちなみにマンボウは食用としても美味らしいですが、鮮度がすぐ落ちるためなかなか流通しないお魚だそうです。

では「海星・海盤車」は何でしょうか?

スポンサーリンク
カテゴリー
名字(苗字)

「牛抱・猪口志・喜虎」動物の漢字がつく珍しい名字(苗字)名前の読み方

動物の漢字がつく名字(苗字)名前は多くはないのですが、人と関わりの深い動物、家畜などは使われるようです。今回は「」「」「」がつく名字をご紹介します。

牛抱:読み方「うしだき」 岩手県、千葉県、北海道に多い。
牛抱」の由来:道を塞いでいた牛を抱え、どかしたことから

猪口志」:読み方「ちょくし] 熊本県に多い。

喜虎」:読み方「きとら」 愛媛県に多い。
「喜虎」の「喜」は「木虎」の異形ともいわれています。

ちなみに奈良県明日香村に存在する「キトラ古墳」は「亀虎古墳」と書きます。

では、日本で一番長い名字は何でしょうか?

スポンサーリンク
カテゴリー
動物

海星・海盤車って何?読み方と由来

海星」「海盤車どちらも同じ読み方をします。
さて、何と読むでしょうか?
答えは・・・

「ヒトデ」です。

ヒトデは他に、人手とも漢字で書きます。

「人手」の由来
よく見かけるヒトデは、腕が5本放射状にのび、
その形が人の手に見えることから。
「海星」の由来
ヒトデの形を星の形に見立てて海星といいます。
海外でも海の星と見立て「海の星」や、
「海の魚・Starfish(スターフィッシュ)」など星を意味する言葉で呼ばれています。

では「海月」はなんでしょう?

スポンサーリンク
カテゴリー
自然

「節分」と「豆まき」の由来

「節分」と「豆まき」の由来についてご紹介いたします。

節分は、立春の前日
意味は「季節の分かれ目」です。

季節の分かれ目は邪気が入りやすいとされ、
その邪気を払う儀式として「豆まき」が昔から行われてきました。

ではなぜ豆をまくのか?
古来より日本では穀物には「邪気を払う力」があるとされてきました。
諸説ありますが、大豆を鬼の目に投げつけ、鬼を退治した説。
「魔目(魔の目)」に豆を投げつけ「魔滅(魔を滅する)」に通じるなど。
また、豆まきは「炒った豆」で行います。
生の豆では、芽が出て縁起が悪く、「炒る」は「射る」に通じるともいわれているためです。

地域によっては大豆ではなく、落花生をまくところもあるそうです。あなたの周りはどちらでしょうか?

スポンサーリンク
カテゴリー
未分類 植物

「絶滅危惧種」で「生きた化石」の「鴨脚樹」とは?

絶滅危惧種」で「生きた化石」の「鴨脚樹」とは何でしょう?

街路樹などに多く身近に感じる樹木の一つで、漢字で表記すると「公孫樹」や「鴨脚樹」とも表します。
さてこれは何でしょう?

答えは「銀杏(いちょう)」です。

「公孫樹」「鴨脚樹」「銀杏」の読み方:「いちょう」「公孫樹」の由来:漢名、植樹して孫の代になって実がなることから。
「鴨脚樹」の由来:葉の形をアヒルの足に見立てた漢名の発音から。

また「銀杏」は「いちょう」と読む場合は樹木のことを指し、「ぎんなん、ぎんきょう」と読む場合は食用の種子を指します。

同じ読みで、異なる漢字名が3つもあり、
同じ漢字で、樹木と種子と異なる意味をもつ「イチョウ」
野生のイチョウは、中国にわずかに確認されたもののみ。
約2億年前の中生代から存在し、その姿を変えていないという「生きた化石」、「イチョウ」興味深いですね。

スポンサーリンク
カテゴリー
使い分け

「会釈」の正しい読み方「かいしゃく」「えしゃく」?意味と由来・語源

会釈」はなんと読むでしょうか?

読み方:えしゃく
意味:軽く挨拶や礼をするこ

語源:仏教語の「和会通釈」を略した言葉。
「和会通釈」とは、仏典で、前後の内容を照合し、矛盾がない解釈をすることです。「会通(えつう)」ともいいます。

「会」は「かい」とも読むため「かいしゃく」と読みそうになりますが、「一期一会」の「会」と同じ様に「え」と読みます。
愛知県知多郡には「会下(えげ)」という地名もあります。

スポンサーリンク
カテゴリー
使い分け

「二十歳」と「弱冠」は類語?意味と由来

二十歳」と「弱冠」は全く同じ意味ではありませんが、とても似ている表現です。

「弱冠」の由来
古代中国で男子20歳を「弱」といい、元服して冠をかぶる元服式を行ったことに由来。(他にも辻髪志学弱冠而立不惑知命耳順従心など年齢に由来する表現があります。「不惑」については→こちら

本来の意味
男子20歳の異称。(女性に使うのは適切ではありません。)
また、成年に達することです。

現在では「20歳前後の若い人を指す」言葉として使われることが多くなっています。

ちなみに、「二十歳」は「はたち、にじゅっさい、にじっさい」と読みますが、「20歳」と表記した場合は「はたち」とは読みません。

スポンサーリンク
カテゴリー
食べ物

「春の七草」の由来「七草粥」を食べる本当の理由とは

春の七草といえば
(せり)
(なずな)=ぺんぺん草
御形(ごぎょう)=母子草(ははこぐさ)
繁縷(はこべら)=はこべ
仏の座(ほとけのざ)=小鬼田平子(こおにたびらこ)
(すずな)=(かぶ)
蘿蔔(すずしろ)=大根(だいこん)ですが、

なぜ1月7日に七草粥をたべるのでしょう?

お正月にごちそうを食べすぎた胃を休めるためでしょうか?
実は人日の節句」という五節句の行事で、
一年の無病息災を祈って食べるものなのです。

五節句とは
1月7日人日
3月3日上巳
5月5日端午
7月7日七夕(しちせき)
9月9日重陽を指します。

中国には人日の日に七種類の野菜を入れた汁物
「七種菜羹(ななしゅさいのかん)」を食べて無病息災を祈るという行事がありました。
平安時代に中国からの風習が多く伝わり、
古来日本にあった雪の間から目を出した若菜を摘む「若菜摘み」と、「七種菜羹」が合わさり、宮中行事として「七草粥」が食べられるようになりました。
そして江戸時代に庶民に広がったそうです。
当時の七草は「米・粟・きび・ひえ・みの・ごま・小豆」で、現在とは違っていました。
鎌倉時代になって現在の七種「せり・なずな・ごぎょう・はこべら・ほとけのざ・すずな・すずしろ」になったといわれています。

スポンサーリンク
カテゴリー
使い分け

「一日の長」は「いちにちのちょう」「いちじつのちょう」?意味と由来

一日の長」という言葉がありますが
この「一日」は読み方は「いちにち」「いちじつ」?

正解は、「いちにち」「いちじつ」どちらも読みますが、「いちじつ」と読む方が多いです。その理由も最後にお話しします。

「一日の長」の意味と由来
意味:少し年上。経験や知識、技能などが他の人より少し優れていること。

論語の「吾一日長乎爾、亟吾以也」
吾一日爾より長ずるを以て、吾を以てすることなかれ
(われいちにちなんじよりちょうずるをもって、われをもってすることなかれ)が由来です。言葉の意味は「私が君たちより少し年上だからと言って、遠慮してはいけない」ということ。

使い方としては、尊敬の意味でも謙遜の意味でも使えます。

元は論語、中国の言葉を訳したため、昔は「いちじつ」と「いちにち」どちらも使われており、どちらが先に使われたかは不明だそうです。ただ現在は、新聞やテレビなどの報道では「いちじつ」を使っています。

スポンサーリンク
カテゴリー
使い分け

「おおばんぶるまい」は大判・大番・大盤振舞い?

「おおばんぶるまい」の「おおばん」は大判、大番、大盤どれでしょうか?

おおばんは、元々は「椀飯」「椀に盛った飯」の意味で、「わんばん」から「おうばん」になり、「おおばん」と変化し、「大皿」の意味の「大盤(おおばん)」となったとか。

では「椀に盛った飯」が「大きな皿」の意味になぜ変わったのか?その由来、語源は何でしょう?

平安時代、宮中行事で椀に盛った食事を振る舞っていました。それを「椀飯振舞い」といっていました。
その影響を受け江戸時代には、正月など大勢を招いた宴会や祝儀で、盛んなもてなしをすることをいうようになりました。
この気前の良い豪快なイメージから「椀飯」から「大きな皿、器」の意味「大盤」が当てられるようになったと考えられています。
読み方や、漢字が当て字に変わったりと、時代による変化は興味深いですね。

スポンサーリンク