これからの季節、暖房器具を用意される方が多いかと思います。
一度入ったら出られなくなるものといえば・・・「こたつ」
「こたつ」を漢字にすると何でしょうか?
答え・・・
「炬燵、火燵、火闥、火闥」の由来:どれも当て字で
「火榻子(かとうし)」という宋(そう)音が由来という説もあります。
この「火榻子」の由来は、諸説あるようですが、コタツが牛車の乗り降りする踏み台の「榻(しじ)」に似ていたとされ、
「子」は道具や物につける接頭語という説もあります。
では、ピアノを漢字にすると?
映画やハロウィンの装飾でも使われたり、割と身近な動物「こうもり」
漢字にすると何と書くでしょうか?
答え・・・
「蝙蝠」です
蝙蝠の由来:こうもりは古くは「かはほり」と呼ばれており、それが転じて「こうもり」となったといいます。
「かはほり」の語源は、「蚊」を捕食していた「蚊(か)屠(ほう)り」からという説や、「かわもり(川を守る)」からという説もあります。
でもなぜ「蝙蝠」は虫偏なのか?
「コウモリ」は哺乳類なのですが、漢字は虫偏です。なぜでしょうか?
その理由は・・・漢字は中国から伝わりました。その中国では、明らかに鳥や魚、獣とは違う生き物に対して虫偏を使う傾向があったとか。
そのため「蛸(たこ)や蛇(へび)蛤(はまぐり)」も虫偏です。「虫」はすべての生き物を表しているといってもいいかもしれませんね。
音楽には欠かせないピアノですが、漢字で表すと何でしょう?
答え・・・
「洋琴」です
「洋琴」の読み方:ようきん、ピアノ
「洋琴」の由来:西洋からきた鍵盤楽器ということから
では、グランドピアノ、アップライトピアノ、エレクトーンを漢字にすると何でしょうか?
グランドピアノ:平台洋琴・三角洋琴・大洋琴
アップライトピアノ:竪式洋琴
エレクトーン:電子琴
ちなみに「洋琴」は、ピアノのことを指しますが、もう一つの中国の打弦楽器「揚琴」も差します。
こちらは竹製の棒で弦を叩き演奏する楽器で「洋琴・揚琴・楊琴」とも書きます。
なぜ「琴」を使うのか?
中国から伝わった漢字は、楽器の多くに「琴」が使われていたため、日本でも楽器を指す漢字に「琴」がつかわれるようになったとか。
「気障」は何と読むでしょうか?
読み方:きざ
意味:相手へ言動や服装などで嫌な感じを与えること
由来:心配する、気がかりという意味の「気障り(きざわり)」が語源
使い方・例文:「彼の話し方は気障だ」
類語・類義語:ナルシスト、伊達
ちなみに、「気障」を分解した言葉「気に障る」の読み方は?
「きにさわる」です。意味は「感情を害する」です。
では、「魂消る」の読み方は?
「只管」とは?「ただかん」?さて何と読むでしょうか?
答え・・・
読み方:ひたすら
意味:いちずに、もっぱらそれだけを行う様子
語源・由来:仏教の「只管打坐」という言葉から。
「只管」はひたすら、「打坐」は座禅を意味し、ただひたすら座禅することが由来。
使い方・例文:「学生時代は只管、勉強よりバイトばかりしていた」
「鼓舞」とは何と読むでしょうか?
読み方:こぶ
意味:大いに励まし奮い立たせること
語源・由来:「鼓」は鼓(つづみ)のこと、「舞」は踊りの舞(まい)を表します。
むかしの出陣前の儀式が由来で、士気をを高めるために鼓を打ち鳴らし舞っていたことから。
使い方・例文:「彼らは互いに鼓舞したよきライバル」
類義語:激励、奨励、応援、鼓吹
対義語・反対語:鎮撫、抑制
「鼓舞激励」という四字熟語があります。
鼓舞も激励も、同じ様な励まし元気づけるという意味を重ね強調した言葉です。
相手に元気になってほしい、頑張ってほしいと強く応援しているときに使える四字熟語です。
では、首鼠両端とは何と読むでしょうか?