「腐心」の読み方は「ふしん」ですが意味は?
答え・・・
「腐心」意味:心をなやます、あるものに心を痛めたり、苦心すること
語源・由来:「腐」は腐敗という意味もありますが、「心を痛める」という意味があります。
使い方・例文:「商談を成功させるために資料作りに腐心する」
「腐心」を敬語で使う場合は、「ご腐心いただきまして」「腐心される」など。
類語:苦心、苦悩、四苦八苦、悪戦苦闘
腐心は決して悪い意味ではなく、真剣に取り組む姿勢、一生懸命さを表す言葉ですね。
「鯣」は何と読むでしょう?
答え・・・
「するめ」です。
意味:イカの内臓を取り除き乾燥させた乾物
スルメは「鯣」と「寿留女」とも書きます。
俗語:アタリメ
「鯣」の語源・由来:
「易」は「変わる」という意味があり、烏賊がスルメに変わることから。
「寿留女」の語源・由来:
結納など祝儀の際に縁起物として扱われる品で日持ちが良い。そのため嫁ぎ先で長く留まることや、幸せが永く続くという意味の当て字だとか。
「アタリメ」の語源・由来:
「スルメ」の「する」が「博打で擦る」「財布を盗まれる」という意味の「掏る」を連想させ、縁起が悪いため「当たり」という言葉に言い換えたため。
「杜鵑・蜀魂・不如帰」はすべて同じ読み方です。さて何と読むでしょうか?
答え・・・
「ほととぎす」です。
「ホトトギス」の漢字を調べると他にも様々な漢字で表され、異名も複数ありました。今回はこの「ホトトギス」漢字と異名、そしてその由来をご紹介します。
🐦ホトトギスの漢字表記
①杜鵑、(「とけん」とも読みます)
②杜宇、
③蜀魂、
④不如帰、
⑤時鳥、
⑥子規、
⑦田鵑
🐦ホトトギスの異名
卯月鳥(うづきどり)
早苗鳥(さなえどり)
魂迎鳥(たまむかえどり)
死出田長(しでのたおさ)
勧農鳥(かんのうちょう)
①~④は中国の故事や伝記に由来した漢字で
⑤は田植えの頃(五月頃)に毎年渡来するため、時を告げる鳥とされたため。
早苗鳥、勧農鳥も同じ意味
⑥は不如帰が故郷を離れ帰心を思わせる「思帰」と呼ばれ、
それが転じて「子規」となったとか。
ちなみに正岡子規は、このホトトギスの漢字から俳号に「子規」としたのだとか。