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抗菌、除菌、殺菌、滅菌、消毒の違い、分かりやすく説明

抗菌除菌殺菌滅菌消毒、これらの違いを分かりやすくご紹介いたします。

「抗菌:菌の増殖を防ぐ」
抗菌とは、細菌の繁殖を抑制することです。
対象物は、細菌のみ。カビ、黒ずみ、ぬめりは対象外です。付着防止や菌を殺す、減少させることではなく、抑制の程度に決まりはありません。

「除菌:菌を取り除く」
除菌とは、細菌を取り除き減らすことです。菌を殺すことではなく、除菌の程度について決まりはありません。

「殺菌=菌を殺す」
殺菌とは、細菌などの微生物を死滅させることです。
特に病原性や有害性のある糸状菌、細菌、ウィルスを死滅させることをいいます。
どの菌をどの程度殺すかという定義はありません。
※薬事法で、消毒液などの医薬品、薬用せっけんなどの医薬部外品にのみ使用可能です。

「滅菌=菌を完全に殺す」
滅菌とは、熱、薬品、放射線などで細菌を死滅させ、無菌状態を作り出すこと。
「滅」は「全滅」を表し、微生物の生存する確率が100万分の1以下になることをいいます。特に医療現場で使われる用語です。

「消毒=菌をある程度殺す」
消毒とは、人体に有害な物質を除去、無害化させることです。
病理性のある微生物を死滅させたり、感染力を失わせ、
病原性をなくすことで、燃却、煮沸、日光、紫外線、蒸気、薬物による方法があります。

「消毒」と「殺菌」の違い
消毒は、殺菌せずに病理性をなくす方法もあることが違います。

「消毒」と「滅菌」の違い
全ての細菌を死滅させる「滅菌」に対し、「消毒」は、病原微生物をなくしたり、能力を減退させる点が違います。

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使い分け

雲(くも)、霧(きり)、靄(もや)、霞(かすみ)の違いは?

雲(くも)、霧(きり)、靄(もや)、霞(かすみ)は違いはといって、すぐに説明できますか?

まず、(きり)と(もや)とは?
大気中の水蒸気が小さな水粒になって空中に浮かんだ状態で、
視界が悪くなる状態をいいます。

では霧(きり)と靄(もや)の違いは?
視程(してい)の差です。

視程とは気象用語で、肉眼で物体がはっきりと確認できる最大の距離のことをいいます。
霧(きり)の視程は、1km未満で遠くまで見通せない状態
靄(もや)の視程は、1km以上で遠くまで見通せる状態

そして「濃霧(のうむ)」という用語もあります。
濃霧の視程は、陸上でおよそ100m、海上で500m以下の霧となっています。
近くが見えない状態を霧、遠くまで見える状態なら靄という感じですね。

霞(かすみ)とは?
視界が悪くなる状態のことを指す言葉で、
その原因が霧や靄以外に、黄砂、チリでも「霞(かすみ)」と表現できます。
そのため霞(かすみ)は、気象を表す用語として使われていません。

ちなみに季語では、「霧(きり)」は秋、「霞(かすみ)」は春の季語です。
「靄(もや)」は季語ではありません。

それでは、雲(くも)と、霧(きり)と靄(もや)の違いは?
その発生方法は同じです。
違いは、発生する位置です。
雲は、地面に接していない
霧や靄は、地面に接していることです。

山にかかるものを、山の下の人は「雲」といいます。
しかしその山にの登り、その中にいる場合は「霧」となります。
雲と言う場合は、人よりも上にあり
霧と言う場合は、人の目線の高さにあって、同じものでも表現が変わるということですね。

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日本の「恩赦」とは?

恩赦とは、日本の場合
天皇陛下の結婚や即位など、皇室の慶弔時に合わせ
政府が、罪を犯した人に対して
その刑を軽くしたり消滅させ、社会復帰を促進する制度のことで、具体的には5種類ありあす。

大赦(たいしゃ)」有罪の言い渡しの効力および公訴権の消滅
特赦(とくしゃ)」有罪の言い渡しを受けた特定の者に対して、その効力を失わせる
減刑(げんけい)」刑の言い渡しを受けた者に対して、刑を短縮
「刑の執行免除(めんじょ)」刑の言い渡しを受けた特定の者に対して、執行を免除
復権(ふっけん)」有罪の言い渡しを受け、法令の定めるところにより、資格を喪失または停止された者の資格を回復

そしてその実施方法も、「政令恩赦」と「個別恩赦」の2種類あります。

「政令恩赦」恩赦の対象を決めて一律に行われる
「個別恩赦」個別の事情を審査する

海外の恩赦はどんなものがあるのでしょうか?

アメリカの場合、減刑措置の恩赦もあります、感謝祭の時に大統領が七面鳥に恩赦を与えるというユニークな行事もあります。

オーストラリアの場合、不法所持の銃器の一掃を行うため、銃器を提出すれば罪に問わないとする期間限定の恩赦が行われ、大きな成果をあげたという例もあるようです。

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自然

特定非常災害とは?

災害が起きると、私たちの暮らしを助けるため様々な法令が施行されます。しかし内容を知る前に、耳慣れない言葉のため、意味が分からないこともあります。そこで今回は、特定非常災害についてご紹介したいとおもいます。

「特定非常災害」とは
著しく異常で激甚な非常災害のこと(激甚災害についてはこちら

特定非常災害に指定されたら?
特定非常災害の被害者の権利利益の保全等を図るための特別措置に関する法律(とくていひじょうさいがいのひがいしゃのけんりりえきのほぜんとうをはかるためのとくべつそちにかんするほうりつ)、略して特定非常災害特別措置法により特別措置がなされる。

どんな特別措置があるのか?
運転免許証の有効期限の延長、
法令上の義務を履行できない場合の免責措置など

過去指定を受けた災害は?
1995年(平成8年)阪神・淡路大震災、
2004年(平成16年)平成16年新潟県中越地震、
2011年(平成23年)東日本大震災、
2016年(平成28年)平成28年熊本地震、
2018年(平成30年)平成30年7月豪雨(西日本豪雨)※
※制定以来、地震による災害が指定されてきた中、水害での指定は平成30年7月豪雨が初めてとなりました。

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使い分け

通知、通達、通告、告知の違いとは?

通知、通達、通告、告知の違い、使い分けをご紹介いたします。

通知(つうち)」必要な物事を関係者に知らせること。
基本的に強制力はなく、前もって知らせる意味。
使い方:結婚披露式の通知、合格の通知

通達(つうたつ)」上の立場の者から、下の立場の者に出す命令。
基本的に従わなくてはならない、強制力のあるお知らせという意味。
使い方:人事通達

通告(つうこく)」特定の相手に文書などで公的に知らせる場合にいう、「通知」より一方的、命令的意味合いが強い。
使い方:納税期限の通告

告知(こくち)」一定の意思、または事実を通知すること、教えること。「通告」が文書で知らせることに対し、「告知」は告げて知らせる。
使い方:癌(がん)の告知

いかがだったでしょうか。
並べてみると、言葉の違いや使い方、意味がはっきりしますね。

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使い分け 自然

氾濫、冠水、浸水、越水の違いは?

自然災害が起こった時、様々な用語を耳にします。
しかし耳慣れない言葉、専門的でわからない用語だったりすることも。
今回は、水害が起こった時によく使われる用語について、ご紹介いたします。

越水(えっすい)」とは
これは堤防のある川の水が、堤防を越えてあふれ出ること。
堤防がない川の水があふれ出るのは、「溢水(いっすい)」という。

冠水(かんすい)」とは
洪水や豪雨などで田畑や道路などが水に浸かること。
浸水(しんすい)」とは
住宅などが水につかること。

氾濫(はんらん)」とは
河川の水がいっぱいになってあふれ出ること。
決壊(けっかい)」とは
堤防が崩壊し、川の水が堤防から流れ出ること。

混同しやすい用語がいくつかありますが、
違いが分かれば、情報も正確に把握できますね。

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