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特定非常災害とは?

災害が起きると、私たちの暮らしを助けるため様々な法令が施行されます。しかし内容を知る前に、耳慣れない言葉のため、意味が分からないこともあります。そこで今回は、特定非常災害についてご紹介したいとおもいます。

「特定非常災害」とは
著しく異常で激甚な非常災害のこと(激甚災害についてはこちら

特定非常災害に指定されたら?
特定非常災害の被害者の権利利益の保全等を図るための特別措置に関する法律(とくていひじょうさいがいのひがいしゃのけんりりえきのほぜんとうをはかるためのとくべつそちにかんするほうりつ)、略して特定非常災害特別措置法により特別措置がなされる。

どんな特別措置があるのか?
運転免許証の有効期限の延長、
法令上の義務を履行できない場合の免責措置など

過去指定を受けた災害は?
1995年(平成8年)阪神・淡路大震災、
2004年(平成16年)平成16年新潟県中越地震、
2011年(平成23年)東日本大震災、
2016年(平成28年)平成28年熊本地震、
2018年(平成30年)平成30年7月豪雨(西日本豪雨)※
※制定以来、地震による災害が指定されてきた中、水害での指定は平成30年7月豪雨が初めてとなりました。

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激甚災害の「激甚」の意味とは

激甚災害の「激甚(げきじん)」とは、はなはだしいこと。非常に激しいこと。普通の状態をはるかに超えた状態のことをいいます。
なので激甚災害とは、非常に激しいく著しい被害を及ぼした災害という意味になるのですね。

この激甚災害の指定は、「本激(激甚災害)」と「局激(局地的激甚災害)」の二種類があります。「本激」とは、地域指定がなく、広範囲に被害を及ぼす災害そのものに対して指定されます。一方「局激」は、市町村単位の局地的な被害に適用されます。そして、本激、局激の両方を指定されることもあります(例、2015年9月の関東・東北豪雨など)。

激甚災害の指定は、1999年以降ほぼ毎年行われています。それを考えると、いかに災害が特別なものではなく、いつでも起こり得るのだと痛切に感じますね。

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使い分け 自然

氾濫、冠水、浸水、越水の違いは?

自然災害が起こった時、様々な用語を耳にします。
しかし耳慣れない言葉、専門的でわからない用語だったりすることも。
今回は、水害が起こった時によく使われる用語について、ご紹介いたします。

越水(えっすい)」とは
これは堤防のある川の水が、堤防を越えてあふれ出ること。
堤防がない川の水があふれ出るのは、「溢水(いっすい)」という。

冠水(かんすい)」とは
洪水や豪雨などで田畑や道路などが水に浸かること。
浸水(しんすい)」とは
住宅などが水につかること。

氾濫(はんらん)」とは
河川の水がいっぱいになってあふれ出ること。
決壊(けっかい)」とは
堤防が崩壊し、川の水が堤防から流れ出ること。

混同しやすい用語がいくつかありますが、
違いが分かれば、情報も正確に把握できますね。

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