草食動物で、縞縞模様の動物、シマウマを漢字にすると?
「縞馬」と「斑馬」です。
「縞馬」と「斑馬」以外も「花驢」というのもあります。
実はこのシマウマ、ウマとついてはいますが、ロバの方が近い存在です。
また、日本に渡来したのは17世紀で、キリンより後に渡来しています。
ちなみに、シマウマは英語でzebra(ゼブラ)
ボールペンなど文具の会社「ゼブラ」の由来は「斑馬」からだとか。
「誹謗中傷(ひぼうちゅうしょう)と一言でいいますが
この言葉は「誹謗」と「中傷」からなっています。
中傷とは?
読み方:ちゅうしょう
意味:根拠のない悪口をいいふらし、他人の名誉を傷つける
由来:「中」は食中毒などの「中」と同じ意味、なにかが中(あた)って傷つくこと
中傷の「中」は、傷の大中小など大きさのことではなく、
当たるの「中る」という意味だったのですね。
食卓用のナイフ、フォーク、スプーンはカトラリーともよばれますが、これらを漢字で表すと何なんでしょう?
ナイフ:肉刀
フォーク:肉叉(にくさ)、肉刺、肉匙、突き匙
スプーン:匙(さじ)
食卓用ではないナイフは、小刀(こがたな)があります。
匙(さじ)は日本に昔からありましたが、儀式用であったり、上流階級で使われていました。江戸時代では、医者が薬を測る道具として「お匙」と呼ばれていました。
「匙を投げる」という医者が患者を見放す比喩表現がありますが、これは医療で使われてたことが関係しているようです。
では、サボテンを漢字にすると?
「拮抗」と「頡頏」とは?
「拮抗」とは?
読み方:きっこう
「拮抗」は実は「けっこう」と読み「きっこう」は慣用読みです。
意味:力がほぼ同じもの同士が張り合うこと
「拮」は常用外漢字のため、ニュースなどでは「きっ抗」とひらがな表記されます。
「頡頏」とは?
読み方:けっこう、きっこう
意味:鳥が飛び上がったり、飛び降りたりすること。
「頡」は飛び上がる、「頏」は飛び降りることを表しています。
「拮抗」と同意で、勢力が同じくらいの力で張り合うこと。
では、きっ抗と同じ慣用読みの一つ「消耗」の本当の読み方は?
国内では6月から7月に旬を迎えるライチ
このライチを漢字で表すと何と書くでしょうか?
答え:「茘枝」です。
読み方:らいち、れいし
「茘枝」は楊貴妃が愛した果物ともいわれています。
中国、台湾、タイ、ベトナムなどで作られています。
ライチの仲間の「竜眼」とは?
ライチに似た果実で、竜眼(読み方:ロンガン、リュウガン)といいます。「竜眼肉」ともいいいます。薬膳や漢方に用いられます。
「竜眼」の由来:竜の眼に見立てといわれ、その実は白く、種は黒く、まるで目玉の様なので。
では、「新仔」とは何でしょう?
6月から8月に旬を迎えるスモモは、皮ごと食べれて、酸味があり、大石早生、ソルダム、貴陽など品種がたくさんあります。
では、このスモモは漢字だと何と書くでしょうか?
答え:「李」です。
読み方:すもも
「李」の由来:桃に似ていて酸っぱい「酢桃」が由来ともいわれ、「李」は果実がたくさんなる木を表しています。
「すもも」と「プラム」の違いは?
スモモは、「プラム」の和名であり、「プラム」は「西洋すもも」のこと
「すもも」と「プルーン」の違いは?
プルーンは西洋すももの一種
ちなみに「スモモも桃も桃のうち 桃もスモモも桃のうち」という早口言葉がありますが、正確には違う植物です。
「すもも」は「桃」に似てはいますが、バラ科サクラ属で、桃はバラ科モモ属で違うのですね。