夏の代名詞である「セミ」がつく熟語といえばなんでしょうか。「蝉の声」、「蝉時雨」など今回は「蝉」にまつわる熟語を紹介します。

読み方: せみしぐれ
意味: 夏の風に乗って響く蝉の声。または、連続して聞こえる蝉の鳴き声を表現した言葉。
英語訳: “Cicada chorus” , “Sound of cicadas in the summer breeze“
例文: 蝉時雨が庭に響き渡り、夏の訪れを感じました。
類義語: 蝉合唱
反対語: 静寂
読み方: せんだつ
意味: 蝉の抜け殻、見かけだけの形や表面的なこと。
英語訳: “Cicada shell” ,”Superficial appearance“
例文: 蝉脱の瞬間を見ることができて、自然の不思議さを感じました。彼の言葉は蝉脱でしかなく、本当の意図が見えません。
類義語: 蛹化、形だけ
反対語: 未脱、本物

読み方: せみのころも
意味: 蝉の羽のように薄く透けるような夏向きの衣
英語訳:”Cicada costume” ”cicada robe”
例文:彼女は涼しげな蝉衣を身にまとっていた。
反対語: 袷
読み方:せんびん
意味:蝉の羽のように透き通って見える美しい髪、美人のこと。
英語訳: “Transparent hair” “Cicada-wing-like hair”
例文:彼女の髪は蝉鬢でどんな装いも似合う。
類義語:透明感のある髪
反対語:乱れ髪、ぼさぼさの髪

読み方:せんたい
意味:蝉の抜け殻を乾燥させたもので生薬となる、蝉蛻ともいう。
英語訳:”Cicada molt” “Dried cicada shell”
例文:伝統医学では、治癒のために蝉退を使用します。
類義語:蝉蛻、蝉の抜け殻
反対語:なし
夏の風に乗って響く蝉の声や透き通る羽の美しさを表す熟語は、日本の自然や文化を感じさせますね。
セミの声に耳を傾け、自然を満喫し夏を過ごしてみるのもいいですね。