珍しい苗字「鼈宮谷」さん、「鼈」はなかなか難しい漢字ですが、さて何と読むでしょうか?
答え・・・
「べっくや」さんです。
千葉県、石川県にみられるお名前
由来・語源:諸説あるそうで、鼈宮屋という屋号から、
石川県にあったという「鼈宮」という地名からなど。
ちなみに鼈宮谷の「鼈」は「鼈甲」の「べつ」とも読み、
「すっぽん」とも読みます。
そして「鼈」さんというお名前もあるそうで、読み方は・・・
「かめ」さんです。
映画やハロウィンの装飾でも使われたり、割と身近な動物「こうもり」
漢字にすると何と書くでしょうか?
答え・・・
「蝙蝠」です
蝙蝠の由来:こうもりは古くは「かはほり」と呼ばれており、それが転じて「こうもり」となったといいます。
「かはほり」の語源は、「蚊」を捕食していた「蚊(か)屠(ほう)り」からという説や、「かわもり(川を守る)」からという説もあります。
でもなぜ「蝙蝠」は虫偏なのか?
「コウモリ」は哺乳類なのですが、漢字は虫偏です。なぜでしょうか?
その理由は・・・漢字は中国から伝わりました。その中国では、明らかに鳥や魚、獣とは違う生き物に対して虫偏を使う傾向があったとか。
そのため「蛸(たこ)や蛇(へび)蛤(はまぐり)」も虫偏です。「虫」はすべての生き物を表しているといってもいいかもしれませんね。
「鴛鴦」の読み方は「おしどり」ですが
「鴛」と「鴦」それぞれ単独でも「おしどり」と読みます。
どちらも「おしどり」と読めるこの漢字、実は雄と雌の意味があります。
「鴛」が雄のオシドリ、「鴦」が雌のオシドリです。
また「鴛鴦の契り(えんおうのちぎり)」という故事・ことわざのように「えんおう」とも読みます。その意味は「仲の良い夫婦のたとえ」だったり「強い絆がある夫婦のこと」をいいます。
「鴛鴦の契り」は「鴛鴦の偶(えんおうのぐう)」ともいいます。
ちなみに類義語は「比翼連理」があげられます。
これは中国の空想上の鳥「比翼の鳥」が由来で、雌雄それぞれが目と翼を一つずつもち、二羽が常に一体となって飛ぶと伝えられています。