十五夜といえば満月、そして「中秋の名月」とも呼ばれますが
今年の中秋の名月はいつでしょうか?
答え・・・
2021年9月21日です。
十五夜は、旧暦8月15日の夜のこと。
別名:芋名月
英語では「Harvest Moon(ハーベストムーン)」
日本語にすると「収穫月」
次に美しいとされる十三夜とは?
「雨虎」は何と読むでしょうか?
答え・・・
「あめふらし」です。
意味:海に生息する無楯類に属する軟体動物の総称
見た目はナメクジに似ていて、頭部に二本の突起があります。
近縁にウミウシやクリオネがいます。
ちなみにウミウシは、別の種類ですがウミウシをアメフラシという地域もあります。
アメフラシは、「雨虎」以外に「雨降らし」「雨降」の漢字表記もあります。
「雨降らし、雨降」の由来:海水の中で刺激すると紫色の液をだし、それが雨雲のように広がって見えることから。
他に雨が降ると岩場に集まるという説も。
「雨虎」の由来は不明。
英語では「Sea hare(海のウサギ)」中国語では「海兎」です。
どちらもうさぎの耳に見立てたことから付いた名前ですね。
母の日のプレゼントとしても人気の花「カーネーション」は
ナデシコ科ナデシコ属の多年草ですが、漢字で表すと何でしょうか?
答え・・・
「和蘭石竹」です。
読み方:オランダセキチク
意味:カーネーションの和名
カーネーションは江戸時代初期にオランダから伝わり、
当時はオランダ語の「アンジャベル」「アンジャ」と呼ばれていました。
和蘭石竹の由来:
「和蘭」はオランダから伝来した意味
「石竹」は中国原産のナデシコ科の「セキリン」に似ていたことから
カーネーションの別名:
和蘭撫子(おらんだなでしこ)
麝香撫子(じゃこうなでしこ)
もあります。
ちなみに英語では「carnation」
カーネーションの花言葉は、
赤:「母の愛」「愛を信じる」
白:「純粋な愛」「尊敬」
黄:「軽蔑」「友情」
ピンク:「感謝」など
「鬼灯」「鬼燈」「酸漿」は同じ読み方をします。さて何と読むでしょうか?
答え・・・
「ほおずき」です。
「鬼灯、鬼燈、酸漿」は日本ではお盆の頃に飾られ、
袋状の赤いガクに包まれた実をつけるナス科植物です。
ほおずきの由来・語源:
赤い袋状の実を頬に例えた説。
実を口に含み鳴らす遊びをする子供が頬を突き合わせる様子の「頬突き」説。
お盆に飾る小さな文月提灯に似ていることから「文月」が転じたという説。
ホホというカメムシの仲間がよく付くためなど多々あります。
「鬼灯」の由来:祖先がお盆に帰ってくるときの目印、提灯の代わりに飾られたことから。
「酸漿」の由来:根は「酸漿根(さんしょうこん)」という生薬になり、その名前から。
ホオズキの別名:「輝血」、「赤輝血」、「赤加賀智」、「酸漿(ぬかずき)」
英語では「Chinese lantern plant」です。
英語と日本語の「鬼灯」「鬼燈」は似た表現ですね。
「鯣」は何と読むでしょう?
答え・・・
「するめ」です。
意味:イカの内臓を取り除き乾燥させた乾物
スルメは「鯣」と「寿留女」とも書きます。
俗語:アタリメ
「鯣」の語源・由来:
「易」は「変わる」という意味があり、烏賊がスルメに変わることから。
「寿留女」の語源・由来:
結納など祝儀の際に縁起物として扱われる品で日持ちが良い。そのため嫁ぎ先で長く留まることや、幸せが永く続くという意味の当て字だとか。
「アタリメ」の語源・由来:
「スルメ」の「する」が「博打で擦る」「財布を盗まれる」という意味の「掏る」を連想させ、縁起が悪いため「当たり」という言葉に言い換えたため。