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「齟齬」と「相違」の違いとは?例文・類語

齟齬」と「相違」の違いについてご紹介します。

「齟齬」は食い違って、話がかみ合わないこと
「相違」は二つの間に、明らかな違いがあること
もっと詳しく「齟齬」とは「相違」とは

「齟齬」と「相違」の使い方・例文と意味
「両者の認識に齟齬があります」:
 両者の認識が食い違いっているという意味。
「両者の意見には明らかな相違があります」:
 両者それぞれが違う意見を持っているという意味。

「齟齬」と「相違」の違いとは
つまり「齟齬」はそれぞれが食い違い、論点がずれているという意味で、「相違」は意見や状況が異なる、一致しないという意味です。

ちなみに、言い換え・類義語は?

「齟齬」の言い換え:「行き違い」「平行線」「不協和音」
「相違」の言い換え:「違い」「差異」

では、「かくかくしかじか」とは何でしょう?

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レガシーとは?意味・使い方

安倍首相の辞任で、「安倍政権のレガシー」など「レガシー」という言葉を耳にします。この「レガシー」の意味は何でしょうか?

レガシーとは

英語:legacy
意味:遺産、受け継ぐもの、従来型の、時代遅れ
使い方・例文:レガシーを残す、レガシー創出、政権のレガシー作り

その他のレガシー使い方と意味

オリンピックレガシー
長期的に残る有益性の高い影響全般(競技施設や知名度など)のこと

レガシーシステム(英語:legacy system):
コンピューター分野で、新しい技術が登場し、古くなった情報システムのこと

レガシーコスト(英語:legacy cost):負の遺産

ちなみに、自動車のスバルが発売した「レガシィ」も有名ですね。

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「齟齬(そご)」とは?意味と使い方

日常生活では使う機会は少ないのですが、ビジネスや政治の世界で、たまに耳にする言葉「齟齬」があります。
なんとなく分かるようでわからない「齟齬」についてご紹介します。

齟齬」とは?
読み方:そご
意味:
齟齬の「齟」は上下の歯が嚙み合わないという意味、「齬」は「食い違う」という意味から、「物事が嚙み合わず、食い違う」という意味
使い方・例文:「齟齬が生じる」

そもそも論点がずれているため、何度やっても食い違う
少々マイナスなニュアンスがあります。
ビジネスで使う場合は注意が必要ですね。

では、「慚愧の念」とは?

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「見える」じゃない「見える」は何と読む?意味

「見える」は「みえる」と読みますが、別の読み方があります。
それは何でしょうか?

見える」とは
読み方:まみえる
意味:お会いする、お目にかかるの謙譲語
顔を合わせる、対面すること、妻が夫に使えること

「あいまみえる」という使い方があります。
意味:対面すること
対立関係の相手と顔を合わせる時に使われることが多い

この「あいまみえる」は漢字にすると「相見える」です。
「合間見える」は間違いですのでご注意ください。

では、「強か」は何と読む?

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「頻りに」は何と読む?

頻出漢字」「頻度」などで使う「頻(ひん)」は
「頻りに」と書くと何と読むでしょう?


頻りに」とは?
読み方:しきりに
意味:ひっきりなしに、たびたび
使い方・例文:「頻りに話かけてくる」「雪が頻りに降ってくる」
ほかにも、「頻る」で「しきる」と読み、「雪が降りしきる」と使います。

では、「文る」は何と読むでしょう?

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今さら聞けない「ポストコロナ」の「ポスト」とは?意味

ニュースなどで「ポストコロナ」という言葉をよく耳にします。
この「ポスト」の意味は何でしょう?

ポストとは?
英語:post
意味:
 郵便箱
 役職や地位、ポジション、
 サッカーなどのゴールポスト

「ポスト○○」とポストの後に言葉が付く場合は・・・
日本語訳:「○○以後」の意味を表します

つまり「ポストコロナ」の場合
日本語訳:「コロナの後」となります。

使い方・例文:
「ポストモダン」近代が終わった後の時代のこと
「ポスト安倍」安倍首相、安倍政権の後の総理大臣、政権のこと

では、コロナ禍の「禍」とはどういう意味?

【追記:2022年6月5日】

ポストコロナの類語:「アフター(after)コロナ」「ウィズ(with)コロナ」という言葉も使われるようになりました。

「アフターコロナ」の意味:ポストコロナと同じ「コロナの後」

「ウィズコロナ」の意味:「コロナと共存、共生」

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「残なう」は何と読む?意味と使い方

「残」は「ざん・のこ(す)」と読みますが
「残なう」と書くと何と読みでしょうか?


「残なう」とは
読み方:そこなう
意味:こわす、傷つける、ほろぼすこと
使い方・例文:上材を求むればは木を残う

ちなみに、「上材(かみざい)を求むれば臣(しん)は木を残(そこな)う」の意味は?

意味:上にたつ者は、大きな影響力を持つので、慎重に発言しなければいけないということです。

では、「円ら」は何と読むでしょうか?

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「諮問・試問」の読み方・違いと意味・使い分け

「諮問・試問」はどちらも同じ「しもん」と読みます。二つの違いと意味・使い方についてご紹介します。

「諮問」とは
意味:専門家、学識経験者に意見を求めること
使い方・例文:「諮問会議」「諮問委員会」
諮問の「諮」は、「諮る(はかる)」とも読み、「意見を求める」という意味です。
ちなみに、諮問を受けた側が回答することを「答申(とうしん)」といいます。

「試問」とは
意味:試験のために質問すること
使い方・例文:「明日は博士論文の口頭試問があります」

では、「調製」と「調整」の違いとは?

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「延期・延長・順延」の違いと意味・使い分け

「延期」「延長」「順延」の違いと意味、使い方をご紹介します。
延期」とは
読み方:えんき
意味:予定の日時を後へのばすこと
使い方・例文:「公演が延期になる」「発売延期」

延長」とは
読み方:えんちょう
意味:長く延びる、延ばす、延びた部分のこと
使い方・例文:「延長コード」「任期を延長する」「延長戦」

順延」とは
読み方:じゅんえん
意味:順次(順繰り)に予定の期日を延ばすこと
使い方・例文:「雨天順延」

「延期」と「順延」の違いとは?

「順延」は「延期」の意味にも含まれますが、
予定の期日を日を追ってずらしていく場合に使われます。
なので「大会は来週の日曜に順延します」というのは誤用で、
正しくは「大会は来週の日曜に延期します」です。

では、「捉える」「捕らえる」と「促える」の違いは

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「規正・規制・規整」の違いとは?意味と使い方

規正・規制・規整」の読み方は、どれも「きせい」ですが、その違いと使い方をご紹介します。

規正」とは
意味:規則に従い、悪い点を正しく直すこと
使い方・例文:「政治資金規正法」

規制」とは
意味:規定、規則に従い制限すること
使い方・例文:「規制緩和」「自主規制」「交通規制」

規整」とは
意味:規律を立て、正しく整えること
使い方・例文:「電波の規整」
ちなみに「規整」は法律や経済など専門分野で用いられます。

では、規制と制限の違いとは?