「微かな光が差す」「幽かに香りがする」「幽かな記憶」など使う「微か」と「幽か」は同じ読み方です。さて何と読むでしょうか?
答え・・・
「かすか」です。
「微か」「幽か」の意味:わずか、ひっそりとして人目につかない様、貧弱な様
英語では「faint」
ちなみに「幽か」の「幽」は「ゆう」と読みますが、奥ゆかしい幽かな香のことを「幽香(ゆうこう)」というのだとか。
ニュースや天気予報で「21日未明」といった「未明」って何時のことを言っているのでしょうか?
未明とは?
読み方:みめい
意味:まだ夜が明けきらない時分
つまり、日の出に近い時間帯だと辞書的には言われていますが
報道や天気予報などでは、どうも違うようです。
実は気象庁が「予報用語」というもの定めています。
その中で「未明」は0時~3時頃
「明け方」は3時~6時頃とされています。
「深夜」じゃだめなの?
予報用語の「未明」は「深夜、夜中」じゃだめなのか?
と思う方もいらっしゃるかもしれませんね。
「深夜、夜中」は、23時から午前0時頃をまたいだ表現としても受け取ることができます。そのため日にちを限定できません。
となると、報道や天気予報では○○日の話だと明確に伝わりません。よって0時を過ぎた(日にちを特定できる)「未明」を用いているようです。
年齢を表す「齢」は何と読むでしょうか?
答え・・・
「よわい」です。
「齢」の意味:年齢、生まれ重ねてきた年数、年の頃、年配
「齢」の由来:
「齢」の食べ物をとどめておく「歯」「等間隔に並ぶ」という意味があります。
歯は、人が年齢を重ねるごとに変化し、歯をみると年齢がおおよそ分かるとか。
そのため、「齢」は年齢をを指します。
「齢」使い方・例文:「齢を重ねる」「齢70にして孫ができる」
ちなみに「馬齢」は、自分の年齢を謙遜する時に使う言葉です。
馬は歯の摩耗具合で推定年齢がわかることから「馬」が使われるとか。
出版物や文章を書く時に「追記」や「加筆」という言葉を目にすることがあります。
この「追記」と「加筆」の違いは何でしょうか?
「追記」とは
意味:本文中はそのままに、最後にデータや加えたいことをまとめて書き足すことです。
例:不足していたデータ、筆者や社会情勢により変わった考え方により追加する文章など。
「加筆」とは
意味:文章や絵などをかく時、その文章や絵に必要な内容を書き足すことをいいます。
例:漫画の場合、雑誌に掲載されていたもより単行本では背景やトーンがより書込まれているなど。
「加筆修正」「加筆訂正」という言葉でも使われます。
つまり、追記は「あとから書き足すが、元は変わらない状態」のこと。加筆は「部分的に直したり書き換えをし、元の状態は変化している」ことです。
ちなみにビジネスの場合では(ビジネスメールなど)、追記は使いません。「追記」は書きなおす手間を省いていると思われ失礼に当たる可能性がありますので注意が必要です。
「総合的、俯瞰的に判断」という発言を耳にしました。この「ふかんてき」とはどういう意味でしょうか?
「俯瞰的」とは
読み方:ふかんてき
俯瞰の「俯」は俯(うつむ)くと読み、うつむく意味
「瞰」は「みる」と読み、見下ろすという意味
俯瞰の意味:
高いところから下を眺めるという意味
広い視野、客観的な視点で物事を見るという意味
使い方・例文:「俯瞰的に判断する」「俯瞰的視点」
類語:鳥瞰