昭和の高度成長期の三種の神器といえば、
電気洗濯機、真空掃除機、電気冷蔵庫ですが
その語源となった三種の神器とは何でしょうか?
それは「皇位とともに伝わるべき由緒あるもの」と、皇室経済法で定められています。
鏡(かがみ)、剣(つるぎ)、璽(しるし)のことで、
それぞれ八咫鏡(やたのかがみ)、草薙剣(くさなぎのつるぎ)、八尺瓊勾玉(やさかにのまがたま)の総称です。
そして三種の神器のうち、草薙剣と八尺瓊勾玉を「剣璽(けんじ)」と呼びます。草薙剣は、天叢雲剣(あめのむらくものつるぎ)ともいいます。
実は、天皇であってもそれらの実物を目にしたことはなく、「即位の礼」であっても、形代(かたしろ)(レプリカの意)が使われるそうです。このレプリカも披露されることはないそうです。
また本物の八尺瓊勾玉は赤坂御所に、伊勢神宮には鏡、熱田神宮には剣が安置されているそうです。