「冷笑う」は何と読むでしょうか?
「せせらわらう」です。
「嘲笑う」は何と読むでしょうか?
「あざわらう」
では、「冷笑う(せせらわらう)」の意味は?
相手を小ばかにして笑うこと
使い方は「鼻の先でせせらわらう」
「嘲笑う(あざわらう)」の意味は?
人をばかにして笑ううこと。大笑い、高笑いすること。
使い方は「失敗をあざわらう」
冷笑う(せせらわらう)の方が人を見下していうる様な感じがします。
ちなみに、冷笑うの「冷」だけでは「せせら」とは読むここはできないのでご注意ください。
恩赦とは、日本の場合
天皇陛下の結婚や即位など、皇室の慶弔時に合わせ
政府が、罪を犯した人に対して
その刑を軽くしたり消滅させ、社会復帰を促進する制度のことで、具体的には5種類ありあす。
「大赦(たいしゃ)」有罪の言い渡しの効力および公訴権の消滅
「特赦(とくしゃ)」有罪の言い渡しを受けた特定の者に対して、その効力を失わせる
「減刑(げんけい)」刑の言い渡しを受けた者に対して、刑を短縮
「刑の執行免除(めんじょ)」刑の言い渡しを受けた特定の者に対して、執行を免除
「復権(ふっけん)」有罪の言い渡しを受け、法令の定めるところにより、資格を喪失または停止された者の資格を回復
そしてその実施方法も、「政令恩赦」と「個別恩赦」の2種類あります。
「政令恩赦」恩赦の対象を決めて一律に行われる
「個別恩赦」個別の事情を審査する
海外の恩赦はどんなものがあるのでしょうか?
アメリカの場合、減刑措置の恩赦もあります、感謝祭の時に大統領が七面鳥に恩赦を与えるというユニークな行事もあります。
オーストラリアの場合、不法所持の銃器の一掃を行うため、銃器を提出すれば罪に問わないとする期間限定の恩赦が行われ、大きな成果をあげたという例もあるようです。
災害が起きると、私たちの暮らしを助けるため様々な法令が施行されます。しかし内容を知る前に、耳慣れない言葉のため、意味が分からないこともあります。そこで今回は、特定非常災害についてご紹介したいとおもいます。
「特定非常災害」とは
著しく異常で激甚な非常災害のこと(激甚災害についてはこちら)
特定非常災害に指定されたら?
特定非常災害の被害者の権利利益の保全等を図るための特別措置に関する法律(とくていひじょうさいがいのひがいしゃのけんりりえきのほぜんとうをはかるためのとくべつそちにかんするほうりつ)、略して特定非常災害特別措置法により特別措置がなされる。
どんな特別措置があるのか?
運転免許証の有効期限の延長、
法令上の義務を履行できない場合の免責措置など
過去指定を受けた災害は?
1995年(平成8年)阪神・淡路大震災、
2004年(平成16年)平成16年新潟県中越地震、
2011年(平成23年)東日本大震災、
2016年(平成28年)平成28年熊本地震、
2018年(平成30年)平成30年7月豪雨(西日本豪雨)※
※制定以来、地震による災害が指定されてきた中、水害での指定は平成30年7月豪雨が初めてとなりました。
通知、通達、通告、告知の違い、使い分けをご紹介いたします。
「通知(つうち)」必要な物事を関係者に知らせること。
基本的に強制力はなく、前もって知らせる意味。
使い方:結婚披露式の通知、合格の通知
「通達(つうたつ)」上の立場の者から、下の立場の者に出す命令。
基本的に従わなくてはならない、強制力のあるお知らせという意味。
使い方:人事通達
「通告(つうこく)」特定の相手に文書などで公的に知らせる場合にいう、「通知」より一方的、命令的意味合いが強い。
使い方:納税期限の通告
「告知(こくち)」一定の意思、または事実を通知すること、教えること。「通告」が文書で知らせることに対し、「告知」は告げて知らせる。
使い方:癌(がん)の告知
いかがだったでしょうか。
並べてみると、言葉の違いや使い方、意味がはっきりしますね。
台風の名前はどのように決まるのでしょうか。
ハリケーンに人名がついているのは、よく知られていますが、台風に名前はあるのでしょうか?
毎年台風〇号と、数字で呼ばれています。
(毎年1月1日以後早く発生した順番に〇号と数字がつきます。)
実は数字ではない名前があるのです。
その名前とは?
日本を含む14カ国が加盟する「台風委員会」が、台風の発生順に予め決めた140の名前を当てています。1から順に140番目の名前を使い終わると、また1から順に繰り返し当ててられます。ただし、大きな災害をもたらした台風の名前は、それ以降使わないようにすることもあります。
年間の台風発生率は25~26個なので約5年で入れ替わる計算ですね。
それでは、2019年10月の台風19号は?
「ハギビス」(すばやいという意味)フィリピンが提案した名前です。
また2019年9月の台風15号は?ラオスが提案した「ファクサイ」女性の名前です。
140の台風の名前は、人名であったり星座や生き物の名前だったり「プリン」「夕焼け」の意味だったり様々です。
激甚災害の「激甚(げきじん)」とは、はなはだしいこと。非常に激しいこと。普通の状態をはるかに超えた状態のことをいいます。
なので激甚災害とは、非常に激しいく著しい被害を及ぼした災害という意味になるのですね。
この激甚災害の指定は、「本激(激甚災害)」と「局激(局地的激甚災害)」の二種類があります。「本激」とは、地域指定がなく、広範囲に被害を及ぼす災害そのものに対して指定されます。一方「局激」は、市町村単位の局地的な被害に適用されます。そして、本激、局激の両方を指定されることもあります(例、2015年9月の関東・東北豪雨など)。
激甚災害の指定は、1999年以降ほぼ毎年行われています。それを考えると、いかに災害が特別なものではなく、いつでも起こり得るのだと痛切に感じますね。
日本には川はどれくらいあるのでしょう?
その数 35,474本(平成30年現在)
内訳:一級河川 14,066本
二級河川 7,081本
準用河川 14,327本
川というと、河川法上の「一級河川」「二級河川」のほか、市町村長が指定した「準用河川」を指します。それ以外にも「普通河川」もありますが、河川法上は含みません。
では、日本で一番長い川はどこでしょうか?
長野県から新潟県の日本海へ注ぐ信濃川(しなのがわ)全長367キロメートルです。
上流の長野県では千曲川(ちくまがわ)と呼ばれており、犀川(さいがわ)と合流し、県境で信濃川と名を変えます。千曲川の区間は全長 214キロメートルと、実は信濃川よりも長いのです。ただし河川法上、千曲川を含めた信濃川水系の本流を信濃川と規定しているため、信濃川が最長の川とされます。
ちなみに日本で一番短い川はこでしょう?
和歌山県東牟婁郡那智勝浦町(わかやまけんひがしむろぐんなちかつうらちょう)を流れる「ぶつぶつ川」全長13.5メートルです。
その名の由来は、空気の泡がぶつぶつと出てくる様子からだとか。水源は湧き水だそうですが、なかなか面白いネーミングですね。
自然災害が起こった時、様々な用語を耳にします。
しかし耳慣れない言葉、専門的でわからない用語だったりすることも。
今回は、水害が起こった時によく使われる用語について、ご紹介いたします。
「越水(えっすい)」とは
これは堤防のある川の水が、堤防を越えてあふれ出ること。
堤防がない川の水があふれ出るのは、「溢水(いっすい)」という。
「冠水(かんすい)」とは
洪水や豪雨などで田畑や道路などが水に浸かること。
「浸水(しんすい)」とは
住宅などが水につかること。
「氾濫(はんらん)」とは
河川の水がいっぱいになってあふれ出ること。
「決壊(けっかい)」とは
堤防が崩壊し、川の水が堤防から流れ出ること。
混同しやすい用語がいくつかありますが、
違いが分かれば、情報も正確に把握できますね。
日本のお金の単位は、4桁ごとに変わります。
万、億、兆・・・
万(まん) 10,000(0が4)
億(おく) 100,000,000(0が8)
兆(ちょう)1,000,000,000,000(0が12)
京(けい) 0が16
垓(がい) 0が20
秭(じょ) 0が24
穣(じょう)0が28
溝(こう) 0が32
澗(かん) 0が36
正(せい) 0が40
載(さい) 0が44
極(ごく) 0が48
恒河沙(ごうがしゃ)0が52
阿僧祇(あそうぎ) 0が56
那由他(なゆた) 0が60
不可思議(ふかしぎ)0が64
無量大数(むりょうたいすう)0が68です。
普段使われる単位は兆くらいまでなので、そうそうお目にかかることはないのですが。
0が52(10の52乗)から単位が少し変わっています。
「恒河沙」とは何でしょう?
これは仏教用語で、「恒河」はサンスクリット語でガンジス川を意味し、ガンジス川の無数の砂という意味になるそうです。
では「那由他」は?
これも仏教用語からきており、「極めて大きな数量」という意味のサンスクリット語が由来だそうです。
「不可思議」もそうなると仏教用語が由来してして、考えもできないほど大きな数という意味です。
そして最後の「無量大数」ですが、こちらも仏教用語で、漢字文化圏において名前がついている最大の単位となります。
しかし日常では京以上の単位は、10の何乗の様に指数表記されるため、これら呼び名を使うことは稀ですが、恒河沙なんて、素敵なネーミングだと思うので使ってみたいですね。
一より小さい数、万 億 兆 京の逆は?⇒こちら
中国では昔、四方からくる風を「颶風(ぐふう)」といい、日本でも熱帯低気圧を、江戸時代には颶風と呼び、熱帯颶風などと言っていたそです。
明治の初めにはタイフーン、大風とも表していたのですが、明治末頃、当時中央気象台長の岡田武松によって「颱風(たいふう)」と呼ぶようになり、1956年に「台風」に代わりました。
しかしその「タイフーン」はどこから入ってきた言葉なのか?その由来は諸説あるようなのですが、
一つは、台湾、中国で、激しい風のことを外国からの風のとして大風(ターイフォン)といっていたことからという説。や台湾付近でおきた風を「颱風」と言っていた説。
もう一つは、アラビア語の嵐を意味する「tufan」が「颱風」になった説。
そしてもう一つが、ギリシャ神話の怪物を意味するテューポーン「Typhon」から「颱風」になった説。
あと沖縄(琉球)の気象学者蔡温(さいおん)が作った造語説もあり、沖縄の方言では「カジフチ(風吹き)」や「テーフー(台風)」というらしいです。
はっきりとした由来は分かりませんが、国が違っても同じ様な言葉、発音で使われているのは興味深いですね。