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「要件」と「用件」の違いは?

「要件」「用件」、どちらも「ようけん」と読みますが、その使い方の違いは、なんでしょうか?

要件」とは
その事柄に必要な条件、大切な用事

類義語:条件、必須項目、前提
使い方:要件を満たす
要件の「(かなめ)」は、肝心で重要という意味で、
「要件」は、何かを成すときに、必ず必要な事柄ということです。

用件」とは
しなければいけない事柄

類義語:用事、所用など
使い方:用件を聞く、ご用件など
伝えたい事柄を「用件」といい、それが重要かどうかは関係ありません。

メールなどで「用件のみで失礼します」は
「要件のみ失礼します」と間違えやすいですが「用件」が正解です。
「用事」と言い換えられるか、その用事が重要であるかがポイントです。

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「偶々」の読み方、語源は?

偶々なんて読むのでしょうか?

答えは「たまたま」です。

意味
「偶然に、意図的ではなく、故意ではなく」や
「思いがけず、たまに、頻度が少ない」

語源、由来
偶々の「」は「図らずして偶然に起きること」
「めったにない、まれなこと」を意味していています。
もとは「偶偶」です。

同じ言葉を繰り返すことや、
同じ音を繰り返す言葉のことを「畳語(じょうご)」といいます。
例えば「青々、木々、時々」など

また「」は、反復記号の一種であって漢字ではありません。

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「捉える」と「捕らえる」の違いと、誤用の「促える」

「とらえる」の漢字「捉える」と「捕らえる」の違いと、
よくある誤用につてご紹介します。

「捉える」とは
しっかりとつかまえて離さない、
問題として取り上げることです。

「理解する」「把握する」「惹きつける」時など、
「目に見えないものを把握する」という場合に使います。
例えば「子どもの心を捉えた物語」「特徴を捉えた似顔絵」など。

「捕らえる」とは
取り押さえて逃がさない、つかまえることです。

人やもの、獲物をつかまえる時に使います。
例えば、「犯人を捕らえる」「獲物を捕らえる」など。

その他、よくある誤用について

「促える」は、「促す(うながす)、」の誤用です。

「つかまえる」は「捕まえるです。
送り仮名に注意しましょう。

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図々しいのは「厚顔無恥」、「厚顔無知」は間違いです

厚顔無恥(こうがんむち)」とは、
図々しい、恥知らずな様子のことです。

元は中国の詩集「詩経」の一説に「巧言くわうの如く、顔の厚きや」とあり、
「言葉巧みに乗り切り、外面を良く見せ内面の恥を隠すこと」とうい意味が由来です。
平安時代の頃に伝わり、「厚顔」は内面の醜さを意味する言葉として使われ、明治時代以降に、一般的な用語になったとか。

厚顔に続く「無恥」は、「無知」と誤って使っているのを目にすることがあります。
「無知」は知識がない意味です。「無恥」は恥を知らないことですので注意しましょう。

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「おこがましい」の由来と、「厚かましい」との違い

「おこがましい」とは
ですぎたことや、ばかがていること、身の程をわきまえない意味で、自分をへりくだっていう時に使ます。

漢字で表記すると、「烏滸がましい」
この烏滸の由来は、むかし中国でうるさうことや、やかっましいことを、水際のカラスに見立て「烏滸(おこ)」と呼んでいたことです。「」は水際を指しています。

日本では、平安時代の頃は、「愚か、愚鈍、非常識な振舞い」を意味していましたが、愚鈍なものを表す「馬鹿」が室町時代になるとつかわれはじめて「烏滸」はつかわれなくなったそうです。

「厚かましい」との違い

「厚かましい」とは、「遠慮がない、図々しい」という意味で、地位や立場には関係なく、だれにでも当てはまる表現です。
しかし「おこがましい」は、身分にあっていないという意味(目上の人に対する配慮や申し訳なさ)を含んでいます。

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抗菌、除菌、殺菌、滅菌、消毒の違い、分かりやすく説明

抗菌除菌殺菌滅菌消毒、これらの違いを分かりやすくご紹介いたします。

「抗菌:菌の増殖を防ぐ」
抗菌とは、細菌の繁殖を抑制することです。
対象物は、細菌のみ。カビ、黒ずみ、ぬめりは対象外です。付着防止や菌を殺す、減少させることではなく、抑制の程度に決まりはありません。

「除菌:菌を取り除く」
除菌とは、細菌を取り除き減らすことです。菌を殺すことではなく、除菌の程度について決まりはありません。

「殺菌=菌を殺す」
殺菌とは、細菌などの微生物を死滅させることです。
特に病原性や有害性のある糸状菌、細菌、ウィルスを死滅させることをいいます。
どの菌をどの程度殺すかという定義はありません。
※薬事法で、消毒液などの医薬品、薬用せっけんなどの医薬部外品にのみ使用可能です。

「滅菌=菌を完全に殺す」
滅菌とは、熱、薬品、放射線などで細菌を死滅させ、無菌状態を作り出すこと。
「滅」は「全滅」を表し、微生物の生存する確率が100万分の1以下になることをいいます。特に医療現場で使われる用語です。

「消毒=菌をある程度殺す」
消毒とは、人体に有害な物質を除去、無害化させることです。
病理性のある微生物を死滅させたり、感染力を失わせ、
病原性をなくすことで、燃却、煮沸、日光、紫外線、蒸気、薬物による方法があります。

「消毒」と「殺菌」の違い
消毒は、殺菌せずに病理性をなくす方法もあることが違います。

「消毒」と「滅菌」の違い
全ての細菌を死滅させる「滅菌」に対し、「消毒」は、病原微生物をなくしたり、能力を減退させる点が違います。

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ちょうふ?てんぷ?「貼付」の読み方正しいのはどっち?

ちょうふ?てんぷ?「貼付」の読み方正しいのはどっち?

正解は、どちらも正しいです。

もともと「貼付」は、「ちょうふ」と読み方ですが、
「てんぷ」と読む人が多く、それが定着しました。
そして現在では辞書にも掲載され認められるようになった
慣用読み」という読み方なのです。

この様な「慣用読み」として認められた例は

出生
読み方:しゅっしょう、慣用読み:しゅっせい

重複
読み方:ちょうふく、慣用読み:じゅうふく

早急
読み方:そうきゅう、慣用読み:さっきゅう

相殺
読み方:そうさい、慣用読み:そうさつ

固執
読み方:こしつ、慣用読み:こしゅう

あなたはどちらで使っていたでしょうか?本来の読み方から、慣用読みへその途中の言葉はまだまだありそうですね。

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「郎」と「朗」の違いと、意味、名づけについて

「郎」と「朗」、どちらも「ろう」と読み、名前に使われる人気の漢字ですが、その違いは何でしょうか?

先ず「」について
読み方:ろう、おとこ
意味:男、男子、若者、中国の役職名
「男性の美称」として使われたり、「男」を表す漢字となっています。

次に「」について
読み方:ろう、ほがらか、あきら
意味:明るく広々としている様子、ほがらか

名づけでは、男の子らしさ、たくましさなどイメージする「郎」
明るく、ほがらか、清らかにすんでいるイメージの「朗」
また、「郎」は9画、「朗」は10画の違いもあります。

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リースとレンタルの違い、簡単に説明してみると

今回は日本語として使われている、元は英語の言葉「リース」と「レンタル」の違いについてご紹介いたします。

リースとは、
賃貸借(英語:lease)のことで、
主に企業などが機械設備等を購入し(リース会社)、
その企業から比較的長期にわたり賃貸する取引のことです。

レンタルとは、
賃貸借契約の一種で(英語:rental)、
基本的に借主と貸主の直接の取引のこです。

ちなみにクリスマスリースや、アドベントリースなどの
花や葉、木の実などでデコレーションされた輪っか状の装飾品の「リース」は、英語では「wreath」花輪のことです。

なので賃貸借(英語:lease) の「リース」とは全く別の言葉です。カタカナ表記ではその違いは分かりにくいですね。

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二十四節気とは?順番と意味、由来を簡単に

二十四節気とは、
その昔、中国で季節を表す暦のようなものとして考案された手法です。
1年の長さをを12の「中気(ちゅうき)」と12の「節気(せっき)」に分け、それらに季節を表す名前がつけられたものです。
日本では江戸時代の頃から使われていたとか。

二十四節気の順番、意味、由来
1. 立春(りっしゅん)
旧暦では立春が一年の始まりとされ、暦のうえでは春になります。
2.雨水(うすい)
雪から雨に変わり、氷が溶けて水になる、という意味。
3.啓蟄(けいちつ)
啓は「ひらく」、蟄(ちつ)は「土中で冬ごもりしている虫」の意味で、
大地が暖まり冬眠していた虫が、穴から出てくる頃という7意味。
4. 春分(しゅんぶん)
太陽が真東から昇って真西に沈み、昼と夜の長さがほぼ同じになる日。
ちなみに、ヨーロッパなどでは、春分が春の始まりとされています。
5. 清明(せいめい)
万物がけがれなく生き生きとしているという「清浄明潔」という語を略したもの。
6.穀雨(こくう)
春雨が百穀を潤すことから名づけられたもの。
雨が多いというわけではなく、穀雨以降、降雨量が多くなり始めます。
7.立夏(りっか)
暦のうえでは夏になります。
8.小満(しょうまん)
陽気が良くなり、万物の成長する気が次第に長じて天地に満ち始めるという意味。
9.芒種(ぼうしゅ)
芒(のぎ)という穂先に毛のような部分あるの穀物(稲や麦など)の種をまく季節の意味。
10.夏至(げし)
太陽がもっとも高く登り、一年で、昼間が最も長く、夜が最も短い日。
11.小暑(しょうしょ)
梅雨が明けて、だんだん暑さが増していくという意味。
12.大暑(たいしょ)
夏の暑さが本格的になるという意味。
13.立秋(りっしゅう)
暦のうえでは秋になります。
14.処暑(しょしょ)
夏が過ぎ、暑さが和らぐという意味。
15.白露(はくろ)
草の葉に白い露がつき始めるという意味。
16.秋分(しゅうぶん)
春分と同じく、昼と夜の長さがほぼ同じになる日。
17.寒露(かんろ)
草木に冷たい露がつく、という意味。
18.霜降(そうこう)
朝晩の冷え込みが厳しくなり、霜が降りるという意味。
19.立冬(りっとう)
暦のうえでは冬になります。
20.小雪(しょうせつ)
多くはないが雪が降り始め、雨が雪に変わるという意味。
21.大雪(たいせつ)
本格的な冬の到来になる時期。
22.冬至(とうじ)
夏至と反対に、1年でもっとも夜が長い日。「日短きこと至る(きわまる)」という意味。
中国では、この日から新年の始まる日とされます。
23.小寒(しょうかん)
この日を「寒の入り」といい、寒さが始まるという意味。
24.大寒(だいかん)
寒さがもっとも厳しい時期。

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