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使い分け

「1月1日」「元日」「元旦」「正月」「三が日」「松の内」の違いと年賀状

元日と元旦の違いは?

「元日」とは、1月1日のことをいいます。

「元旦」とは、1月1日の朝(午前中)のことをいいます。
「旦」は「日」と「一」を合わせた漢字で、
「一」は地平線を表し、地平線から太陽が出る様子を表しています。
元旦は「元日の朝(午前中)」を指しますので、
「元旦の朝」「元旦の夜」という使い方は重複表現となり、間違いです。

年賀状に日付を書く場合、元日と元旦どっち?

1月1日に届くように出す場合は
「元日」「元旦」どちらもマナーにかなっています。
年号と合わせて書く場合は、
「○○年1月1日」
「○○年元旦」
「○○年元日」です。

注意:「○○年1月元旦」は重複表現なので間違いです。

そして「正月」とは、本来1月のことをいいます。
ただし一般的には正月を祝う期間、
三が日(元日から3日間)と、松の内(元日から7日)を指します。
「松の内」は、正月飾りのある内という意味で、昔は15日までとされていましたが、現在は7日までが一般的となっています。しかし、地域によって違いもあるようです。

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自然

2019年12月22日「冬至」南瓜(かぼちゃ)と柚子湯(ゆずゆ)の由来

2019年12月22日は冬至(とうじ)です。
冬至には、カボチャを食べて、ゆず湯に入る風習がありますが、それはなぜでしょう?
その由来をご紹介いたします。

まず、冬至とは
夏至と反対に1年でもっとも夜が長い日。
「日短きこと至る(きわまる)」という意味で、
中国では、この日から新年の始まる日とされます。
陰の気が極まり再び陽にかえる意の「一陽来復(いちようらいふく)」といい、
冬至を境に運が向いてくるとされます。

ではなぜ冬至に南瓜(かぼちゃ)を食べるのか?
冬至には「ん」のつくものを食べると「運」がつくという言い伝えから。
特に次の7種類を「ん」のつく「冬至の七種(ななくさ)」と呼びます。
南瓜(なんきん)
人参(にんじん)
蓮根(れんこん)
銀杏(ぎんなん)
金柑(きんかん)
寒天(かんてん)
うんどん(うどん)

ゆず湯に入るのはなぜ?
柚子(ゆず)は、「融通」がきく
冬至は、「湯治」のごろ合わせから。
一陽来復のために身を清めるという考えからも、
禊(みそぎ)の儀式として邪気を払うため、
香りの強い柚子湯に入ると考えられています。

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使い分け

しんしょう?しんぽ?「進捗」の読み方、意味、使い方

進捗とは、
読み方:しんちょく
意味:物事がはかどること

「前に進む(すすむ)」と「ものごとが捗る(はかどる)」という漢字の組み合わせです。
進捗の「捗」を、「」や「交渉」の「」と誤用し、
「しんぽ」や「しんしょう」と読み間違えやすいので注意しましょう。

使い方、例文:
仕事の進捗を報告します。
工事の進捗が遅れています。
進捗状況を教えてください。
進捗率は80%です。

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食べ物

年越し蕎麦(そば)の由来、起源は?

大晦日に年越し蕎麦を食べる家庭は多いと思います。
この年越し蕎麦、なぜ大晦日に食べるようになったのか?
その由来、起源をご紹介いたします。

その由来は諸説あるのですが
先ず、蕎麦は細く長いことから、「延命や長寿を願った」とする説。

次に、金銀細工師がそば粉を団子にし、金粉銀粉を集めていたことから「金を集める縁起物」とする説。

さらに、蕎麦が切れやすいことから、「一年の苦労や災いを切り捨て翌年に持ち越さないよう願った」とする説。

他に、蕎麦は風雨にさらされても、日光を浴びると再び元気になります。そこから「無病息災を願う」とする説など。

その起源は、鎌倉時代、博多の承天寺で、年の瀬を越せない人にそば餅をふるまったところ、翌年から食べた人たちの運気が上がったため大晦日に蕎麦を食べるようになったとも言われています。

また江戸時代には月の末日に蕎麦を食べる習慣があり、三十日蕎麦(みそかそば)と言い、これが大晦日だけに残って年越し蕎麦になったとも言われています。

ちなみに、薬味のネギは、いたわる、なぎらうという意味の「労ぐ(ねぐ)」、神社に奉職する神職の「祢宜(ねぎ)」にかけたものだとか。

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「賀正」「迎春」「謹賀新年」など年賀状「賀詞」の意味

賀詞(がし)」とは、
祝詞しゅくし)」ともいい、年賀状だけではなく祝いのことばをいいます。
賀詞には、1文字、2文字、4文字、文章、外国語のものがあります。
例えば、
1文字の賀詞と意味
寿:おめでたいこと
:幸せなこと
:祝い

2文字の賀詞と意味
賀正:正月を祝う
迎春:新年を迎える

4文字の賀詞と意味
謹賀新年:謹んで新年をお祝い申し上げます
恭賀新年:うやうやしく新年をお祝い申し上げます

文章の賀詞
あけましておめでとうございます
新年おめでとうございます
謹んで初春のお喜びを申し上げます

外国語の賀詞と意味
Happy New Year:新年おめでとう

文章と外国語の賀詞は万人向けですが
目上の人へ送る場合は、「謹んで」という言葉が入る方がよりいいでしょう。
また、1文字、2文字の賀詞は、単に新年を迎えたことを意味するため、相手への敬意や丁寧さに欠けるとされます。よって目上の人へは4文字の賀詞を使うほうがいいとされます。

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「夜分遅くに失礼します」は何時から?

「夜分遅くに失礼します」の「夜分」は何時をさすのでしょうか?

夜分」とは
よる、夜中、午後11時~午前2時の時間帯です。
本来は夜中のことですが、個人差もありますが
午後9~10時以降くらいから使っている方が多いようです。

就業時間中、日中に連絡ができれば問題ないですが、
夜中にどうしても連絡をしなければいけない場合に
一言添えると、相手を配慮する気持ちが表れます。
ビジネスでも、友人関係でも使える言葉です。

例文、使い方:

「夜分遅くにすみません」より
「夜分遅くに失礼します」は丁寧な使い方です。
さらに丁寧なのは、「夜分遅くに申し訳ございません」です。
また、「夜分遅くに失礼しました」というのは締めくくりで使う表現です。
最初に言い忘れた場合に付け加えるといいですね。

ちなみに、「やぶおそく」「藪遅く」なども目にしますが、これらは誤用ですので、注意しましょう。

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離す(離れる)と放す(放れる)の違いは?

離す」と「放す」はどちらも「はなす」とよみます。
二つの意味と、使い方をご紹介いたします。

「離す」とは
くっついていたものを分ける、距離をあけるという意味です。

例文、使い方:魚の骨から身を離す。二位を大きく離し優勝した。

「放す」とは
拘束されていたものを自由にさせる。そのままにするという意味です。

例文、使い方:魚を川に放す。犬を放し飼いにする。見放す。

では、「手をはなす」の「はなす」はどちらでしょう?

「手を離す」は、つないでいた手をほどいて、分離する意味になります。
「手を放す」は、手元にある状態から解放、自由にするという意味になります。

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年賀状に「句読点」はつけない?マナーについて

年賀状には「句読点」は打たないとういうマナーをご存じでしょうか。
その理由をご紹介いたします。


理由その一
もともと日本語の文章は毛筆で、縦書きです。
毛筆では句読点はつけません。
その名残が年賀状のマナーにあるとか。
理由その二
句読点は、「どんな人でも読みやすいよう」にということで 定着したのですが、教養のある人は句読点がなくとも読めるのです。
なので「句読点を打つ=教養がない」という解釈となり、
失礼にあたるとういうことで、句読点は打たないのです。
理由その三
縁起を担ぎ、新年の挨拶に区切りを付けるの良くないという考えから。

同様に、賞状証書挨拶状感謝状招待状など慶事のものは 句読点は打たないのがマナーとされています。

しかし、読みにくい場合は
句読点の代わりにスペースを空けて書くと、
読みやすくなりますのでおすすめします。

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「初め」「始め」「創め」の意味、違い、使い分け

「初め」「始め」「創め」は「はじめ」と読みますが、その意味と違いはなんでしょうか?

初め」とは
時のはじめのことで、主に時間に関係する語と使います。

使い方、例文:
初めのうち
年の初め
人生初

類義語:
最初、初期、当初

*「初め」は「はじめる」という使い方はしません。

始め」とは
物事が起こったりすることや、第一のものとしてとい意味です。

使い方、例文:
仕事始め
趣味を始めた
社長を始めとして
本を読み始める

類義語:
開始、始動、創業

創め」とは
「始め」と同様の意味、使い方ですが、
「はじめる」ことに重きを置いた時に使います。
使い方:事業を創めた

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「一貫」と「一環」の意味と違い

一貫」と「一環」、どちらも「いっかん」と読みますが、その違いは何でしょうか?

一貫とは
同じ考え、方法で通すこと。始めから終わりまでのこと。
使い方、例文:
一貫して黙秘する
中高一貫教育
開発から運用まで一貫して携わる

一環」とは
関連のあるものの一つ。全体的つながりの一部分のこと。
使い方、例文:
趣味の一環として花を育てています
避難訓練は防災訓練の一環です
学習の一環として新聞を読む

一貫は「直線的」、一環は「」をイメージすると分かりやすいですね

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