新型コロナウイルス関連の専門用語(カタカナ)の漢字と日本語の意味をまとめました
クラスター:「集団感染」「感染者集団」
メガクラスター:「巨大な感染者集団」
オーバーシュート:「感染爆発」「爆発的な感染拡大」
ロックダウン:「都市封鎖」
パンデミック :「大規模な流行」「世界的大流行」
新型コロナウイルス関連の専門用語(カタカナ)の漢字と日本語の意味をまとめました
クラスター:「集団感染」「感染者集団」
メガクラスター:「巨大な感染者集団」
オーバーシュート:「感染爆発」「爆発的な感染拡大」
ロックダウン:「都市封鎖」
パンデミック :「大規模な流行」「世界的大流行」
「依存心」とは
意味:人に頼る気持ちのこと
読み方:いぞんしん?
「いぞんしん」と読んでいるのを多くききますが、
本来の読み方は「いそんしん」です。
「存」は「そん、ぞん」と読みますが、実は読み分けがされていました。
「共存」「残存」「併存」など「存在」を表す言葉は「そん」
「異存」「存外」など「考え」を表す言葉は「ぞん」
しかし最近はこの読み分けはなくなってきて、
「依存」を「いぞん」と読むようになってきました。
言葉は変化し続けるため、本来の読み方とは違う読み方が一般的になってくることがあります。(慣用読み)
「依存」を「いぞん」と読むことも一般的となってきましたが、本来は「いそん」だということを知っておきたいですね。
他にもある慣用読み「重複」は何と読むでしょうか?
「虫出しの雷」ってどんな雷でしょう?
虫出しの雷
読み方:「むしだし、むしいだし」の「かみなり、らい」
意味:立春を過ぎ、啓蟄のころに鳴る、春を告げる雷のこと
(立春、啓蟄についてはこちら)
別名:虫出し
春雷
初雷
由来:春を告げる雷によって目覚めるのは、冬眠していた虫(だけではなく爬虫類やクマなどの動物)を穴から出す雷で、その正体は寒冷前線
ちなみに春頃の寒冷前線でできる雲は、夏頃に見る入道雲のようではなく、平たい雲です。
「愛嬌」とは
読み方:あいきょう
意味:にこやか、かわいらしいこと、憎めない表情しぐさ
由来:仏や菩薩の優しく温和な慈愛に満ちた様子を指す
「愛敬相(あいぎょうそう)」という仏教用語転じ、室町時代には「あいきょう」といい、「敬」を「嬌」と当てるようになりました。
「愛想」とは
読み方:あいそう、あいそ
意味:人当たりのいい態度、人に対する好意や、勘定を指します
「愛嬌」と「愛想」の違いは?
愛嬌はその人がもつ内面の性質について使い、
愛想はその人の仕草や表情、表面的な動作に使います。
では、振りまくのは?
答え:愛嬌を振りまく
意味:だれにでも愛想よくすること
「愛嬌」が「愛想」と同義とされ「愛想を振りまく」という使い方も多くみられますが、本来は「愛嬌をふりまく」です。
「おあいそ」といえば、お寿司屋さんなど飲食店で「お会計」「お勘定」の時に耳にしますが、その意味は実は違う?
「おあいそ」は漢字で「お愛想」のこと。
この「愛想」の意味は、
人当たりのいい態度、人に対する好意のこと。
「愛想」の使い方は、
「愛想がつきる」「愛想笑い」「お愛想(勘定のこと)」
では勘定の時に使う「お愛想(おあいそ)」の由来は?
京都のお店で、店側が客にたいして「愛想がなく申し訳ない」と勘定書を差し出していたことから。
これが明治のころに雑誌で紹介され全国に広がったとか。
なので、客側が「勘定」のことを指して「お愛想」というのは本来違うのですね。
「鴛鴦」の読み方は「おしどり」ですが
「鴛」と「鴦」それぞれ単独でも「おしどり」と読みます。
どちらも「おしどり」と読めるこの漢字、実は雄と雌の意味があります。
「鴛」が雄のオシドリ、「鴦」が雌のオシドリです。
また「鴛鴦の契り(えんおうのちぎり)」という故事・ことわざのように「えんおう」とも読みます。その意味は「仲の良い夫婦のたとえ」だったり「強い絆がある夫婦のこと」をいいます。
「鴛鴦の契り」は「鴛鴦の偶(えんおうのぐう)」ともいいます。
ちなみに類義語は「比翼連理」があげられます。
これは中国の空想上の鳥「比翼の鳥」が由来で、雌雄それぞれが目と翼を一つずつもち、二羽が常に一体となって飛ぶと伝えられています。
「鯨」といえば、「くじら」と読みますが、実はクジラではない?
「鯨鯢」(げいげい)という言葉があります。
読み方:げいげい
意味:クジラ、大魚、弱いものをひと呑みするような大悪人の例え。
由来:「鯨鯢」の「鯨」を雄クジラ、「鯢」を雌クジラのことをいいます。
つまり、「鯨」は「くじら」と読みますが、雄クジラのことを指すということです。
また「鯢」は雌くじらを指していますが、読み方は「げい、さんしょううお」です。
雌クジラとサンショウウヲが同じ漢字というのも不思議ですね。
「共有」とは
読み方:きょうゆう
意味:一つのものを二人以上が一緒に所有すること。
使い方・例文:「共有ファイル」
「この家は夫婦の共有財産です」
「我々は秘密を共有している」
「共同」とは
読み方:きょうどう
意味:複数の人が同等の立場で関わること。
同じ目的で力を合わせること。
使い方・例文:「この寮の風呂とトイレは共同です」
「共同墓地」「共同経営」「共同研究」
「共有」は複数の人が一つのものを自分のものとして所有し、「共同」は複数の人が同じ立場で関わること。同じ目的で力をあわせることです。
つまり「共有」は「共同で所有する」という意味といえます。
「共用」と「供用」はどちらも「きょうよう」と読みます。
漢字も似ているので迷ってしまいますが
今回は「共用」と「供用」の使い方の違いをご紹介します。
「共用」とは
意味:一つのものを二人以上が一緒に使うこと。
使い方・例文:「マンション内のエレベーターは住民の共用スペースです」
反対語:専用、個人用が当てはまります。
「供用」とは
意味:個人ではなく多くの人のために提供すること。
行政など公的機関などが用いることが多い。
使い方・例文:「公共下水道の供用開始のお知らせ」
「国有地を市民の運動場として供用する」
つまり、「共用」は一緒に「使う」という意味になり、「供用」は多くの人が使えるように「提供する」という意味です。