スポンサーリンク
カテゴリー
使い分け

保証、保障、補償の違い、漢字と使い分け

「ほしょう」を漢字で書くと、「保証」「保障」「補償」があります。
それぞれ意味が違うので、混同しないようにその使い方を確認してみましょう。

保証」は「責任
品質保証、身元保証、保証書のように、ある人、物に対して責任を負う、約束することです。

保障」は「保護
社会保障、収入保障など、ある状態が損なわれないよう保護し守ることです。

補償」は「償い
災害補償、遺族補償など、受けた損害に対して償うこと、埋め合わせることです。
また「補償」は、損害を受けた後に使われ、
「保証、保障」は損害を受ける前に使うという違いがあります。

ちなみに、保険業界で例えると、
「保証」は「保証期間付終身年金」など年金分野
「保障」は「死亡保障」などの生命保険
「補償」は「損保保険」に使い分けされています。

スポンサーリンク
カテゴリー
使い分け

歳と才、齢と令 違いは?

年齢を表記するとき使う漢字「歳」と「才」
どちらも「さい」といいますが、実は意味が全く違います。

(さい、せい、とし)」とは、年月、季節をあらわします。
成り立ちは、刃物と時を意味するもので、
稲穂を刈るまでの時の流れを意味し、「一年」の由来でもあります。

(さい 、ざい、ざえ)」とは、生まれ持っての能力や素質をあらわします。

「長い歳月」を「才」に置き換えられないように
「才」は年齢を意味しないのです。

しかし、「歳」を「才」で代用することがあります。
それはなぜか?

小学校で学習する漢字は、一般に教育漢字と呼ばれますが、
「歳」は、この教育漢字に入っていません。
しかし常用漢字なので、中学校では学習しますし、
年齢を示す「歳」は日常生活でよく使用するので、
習うまでは「才」を代わりに用いているというわけです。

では「」と「」の違いは?
「齢」も「歳」と同様に、教育漢字には含まれませんが、
常用漢字であるため、中学までに習います。
それまで「令」を代わりに用いた仮の書き方といえます。

ちなみに、「〇歳」を「〇才」、「年齢」を「年令」と書くのは間違いになるのか?
間違いではないですが、あくまで略式だということ理解して
状況に合わせて使用する方がいいみたいですね。

スポンサーリンク
カテゴリー
使い分け

初老、中老、大老、老老の違い、何歳から?

老いの初め、と書いて「初老」
若々しさからは離れているイメージのですが
そもそも「初老」とは何でしょうか?

中国から由来した辻髪志学弱冠而立不惑知命耳順従心などの中の「不惑」に当たるのが初老だと言われています。

「初老」とは何歳からいうのでしょうか?

孔子の論語では「四十にして惑わず」「五十にして天命を知る」とあるように、当時は40歳位から「不惑」、つまり「初老」と認識されていたようです。

「中老」とは何歳からいうのでしょうか?
40歳くらいから50歳を初老とするのに対し、中老は50歳すぎのことを言います。

但しこれは人生50年の頃の話なので、人生80年、100年と言われる現在だと、認識のずれがありそうですね。

では「大老」は?

尊敬されている老人の呼び名だそうです。

ちなみに「老老」とは、ひどく年を取ったさまのことだそうです。

スポンサーリンク
カテゴリー
使い分け

雲(くも)、霧(きり)、靄(もや)、霞(かすみ)の違いは?

雲(くも)、霧(きり)、靄(もや)、霞(かすみ)は違いはといって、すぐに説明できますか?

まず、(きり)と(もや)とは?
大気中の水蒸気が小さな水粒になって空中に浮かんだ状態で、
視界が悪くなる状態をいいます。

では霧(きり)と靄(もや)の違いは?
視程(してい)の差です。

視程とは気象用語で、肉眼で物体がはっきりと確認できる最大の距離のことをいいます。
霧(きり)の視程は、1km未満で遠くまで見通せない状態
靄(もや)の視程は、1km以上で遠くまで見通せる状態

そして「濃霧(のうむ)」という用語もあります。
濃霧の視程は、陸上でおよそ100m、海上で500m以下の霧となっています。
近くが見えない状態を霧、遠くまで見える状態なら靄という感じですね。

霞(かすみ)とは?
視界が悪くなる状態のことを指す言葉で、
その原因が霧や靄以外に、黄砂、チリでも「霞(かすみ)」と表現できます。
そのため霞(かすみ)は、気象を表す用語として使われていません。

ちなみに季語では、「霧(きり)」は秋、「霞(かすみ)」は春の季語です。
「靄(もや)」は季語ではありません。

それでは、雲(くも)と、霧(きり)と靄(もや)の違いは?
その発生方法は同じです。
違いは、発生する位置です。
雲は、地面に接していない
霧や靄は、地面に接していることです。

山にかかるものを、山の下の人は「雲」といいます。
しかしその山にの登り、その中にいる場合は「霧」となります。
雲と言う場合は、人よりも上にあり
霧と言う場合は、人の目線の高さにあって、同じものでも表現が変わるということですね。

スポンサーリンク
カテゴリー
使い分け

雪、雹(ひょう)、霰(あられ)、霙(みぞれ)の違いは?

(ひょう)、(あられ)、(みぞれ)とは、天気の種類ですがその違いは何でしょう?

雪とは、空気中の水蒸気が凍った氷の結晶で、空から落ちてくる天気のことです。

雹(ひょう)とは、積乱雲から降る直径5mm以上の氷粒

霰(あられ)とは、積乱雲から降る直径5mm未満の氷粒、
雪の周りに水滴がついたもので白色不透明の「雪あられ」と
白色半透明、不透明の氷の粒の「氷あられ」に分けられます。

雹(ひょう)と霰(あられ)の違いは、大きさの違いだけです。
また、雹(ひょう)が降ることを「降雹(こうひょう)」と表現します。

霙(みぞれ)とは、雪と雨が混じったものです。
しかしみぞれを予報することは難しく、天気予報では「雨または雪」、「雪または雨」と表現するそうです。

ちなみに、「氷雨(ひさめ)」という言葉があります。空から降ってくる氷の粒、冬季に降る冷たい雨のことですが、気象学的には定義がないそうです。
しかし俳句で使われる場合は、夏の季語とされるそうです。

スポンサーリンク
カテゴリー
使い分け

「冷笑う」「嘲笑う」の読み方と違いは?

冷笑う」は何と読むでしょうか?

「せせらわらう」です。

嘲笑う」は何と読むでしょうか?

「あざわらう」

では、「冷笑う(せせらわらう)」の意味は?
相手を小ばかにして笑うこと
使い方は「鼻の先でせせらわらう」

「嘲笑う(あざわらう)」の意味は?
人をばかにして笑ううこと。大笑い、高笑いすること。
使い方は「失敗をあざわらう」

冷笑う(せせらわらう)の方が人を見下していうる様な感じがします。

ちなみに、冷笑うの「」だけでは「せせら」とは読むここはできないのでご注意ください。

スポンサーリンク
カテゴリー
使い分け

通知、通達、通告、告知の違いとは?

通知、通達、通告、告知の違い、使い分けをご紹介いたします。

通知(つうち)」必要な物事を関係者に知らせること。
基本的に強制力はなく、前もって知らせる意味。
使い方:結婚披露式の通知、合格の通知

通達(つうたつ)」上の立場の者から、下の立場の者に出す命令。
基本的に従わなくてはならない、強制力のあるお知らせという意味。
使い方:人事通達

通告(つうこく)」特定の相手に文書などで公的に知らせる場合にいう、「通知」より一方的、命令的意味合いが強い。
使い方:納税期限の通告

告知(こくち)」一定の意思、または事実を通知すること、教えること。「通告」が文書で知らせることに対し、「告知」は告げて知らせる。
使い方:癌(がん)の告知

いかがだったでしょうか。
並べてみると、言葉の違いや使い方、意味がはっきりしますね。

スポンサーリンク
カテゴリー
使い分け 自然

氾濫、冠水、浸水、越水の違いは?

自然災害が起こった時、様々な用語を耳にします。
しかし耳慣れない言葉、専門的でわからない用語だったりすることも。
今回は、水害が起こった時によく使われる用語について、ご紹介いたします。

越水(えっすい)」とは
これは堤防のある川の水が、堤防を越えてあふれ出ること。
堤防がない川の水があふれ出るのは、「溢水(いっすい)」という。

冠水(かんすい)」とは
洪水や豪雨などで田畑や道路などが水に浸かること。
浸水(しんすい)」とは
住宅などが水につかること。

氾濫(はんらん)」とは
河川の水がいっぱいになってあふれ出ること。
決壊(けっかい)」とは
堤防が崩壊し、川の水が堤防から流れ出ること。

混同しやすい用語がいくつかありますが、
違いが分かれば、情報も正確に把握できますね。

スポンサーリンク
カテゴリー
使い分け

目と眼と瞳の使い分け

」と「」、どちらも「め」ですが、違いは何でしょうか。
一般的に「め」を漢字にすると、「目」がよく使われます。
「目」は眼球(まぶた)、目尻を含めて使うこともあります。
そして「眼」は「まなこ」ともいい、もともとは「」を表していました。
医学的には「まなこ」は、「眼球」といい、専門用語では「眼」が使われます。
また「瞳」はというと、眼球の中の黒目のこと(瞳孔)を指しています。

表現の範囲からみると、

「目」を使った表現は、とても広い範囲で使われています。

例えば、「台風の目」、「網の目」、「木目」、「お目が高い」

「眼」は眼科、眼鏡などの専門的な表現や、「慧眼、千里眼」など見る行為について使われます。

「瞳」は「瞳を閉じて」や「つぶらな瞳」の様な、目線や目の表現として使うこともあります。

ちなみに目の色は、青や緑、茶色など、人によって異なりますが、瞳(瞳孔)はどんな人でも黒色なんだとか。

スポンサーリンク