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「偶々」の読み方、語源は?

偶々なんて読むのでしょうか?

答えは「たまたま」です。

意味
「偶然に、意図的ではなく、故意ではなく」や
「思いがけず、たまに、頻度が少ない」

語源、由来
偶々の「」は「図らずして偶然に起きること」
「めったにない、まれなこと」を意味していています。
もとは「偶偶」です。

同じ言葉を繰り返すことや、
同じ音を繰り返す言葉のことを「畳語(じょうご)」といいます。
例えば「青々、木々、時々」など

また「」は、反復記号の一種であって漢字ではありません。

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「捉える」と「捕らえる」の違いと、誤用の「促える」

「とらえる」の漢字「捉える」と「捕らえる」の違いと、
よくある誤用につてご紹介します。

「捉える」とは
しっかりとつかまえて離さない、
問題として取り上げることです。

「理解する」「把握する」「惹きつける」時など、
「目に見えないものを把握する」という場合に使います。
例えば「子どもの心を捉えた物語」「特徴を捉えた似顔絵」など。

「捕らえる」とは
取り押さえて逃がさない、つかまえることです。

人やもの、獲物をつかまえる時に使います。
例えば、「犯人を捕らえる」「獲物を捕らえる」など。

その他、よくある誤用について

「促える」は、「促す(うながす)、」の誤用です。

「つかまえる」は「捕まえるです。
送り仮名に注意しましょう。

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図々しいのは「厚顔無恥」、「厚顔無知」は間違いです

厚顔無恥(こうがんむち)」とは、
図々しい、恥知らずな様子のことです。

元は中国の詩集「詩経」の一説に「巧言くわうの如く、顔の厚きや」とあり、
「言葉巧みに乗り切り、外面を良く見せ内面の恥を隠すこと」とうい意味が由来です。
平安時代の頃に伝わり、「厚顔」は内面の醜さを意味する言葉として使われ、明治時代以降に、一般的な用語になったとか。

厚顔に続く「無恥」は、「無知」と誤って使っているのを目にすることがあります。
「無知」は知識がない意味です。「無恥」は恥を知らないことですので注意しましょう。

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「おこがましい」の由来と、「厚かましい」との違い

「おこがましい」とは
ですぎたことや、ばかがていること、身の程をわきまえない意味で、自分をへりくだっていう時に使ます。

漢字で表記すると、「烏滸がましい」
この烏滸の由来は、むかし中国でうるさうことや、やかっましいことを、水際のカラスに見立て「烏滸(おこ)」と呼んでいたことです。「」は水際を指しています。

日本では、平安時代の頃は、「愚か、愚鈍、非常識な振舞い」を意味していましたが、愚鈍なものを表す「馬鹿」が室町時代になるとつかわれはじめて「烏滸」はつかわれなくなったそうです。

「厚かましい」との違い

「厚かましい」とは、「遠慮がない、図々しい」という意味で、地位や立場には関係なく、だれにでも当てはまる表現です。
しかし「おこがましい」は、身分にあっていないという意味(目上の人に対する配慮や申し訳なさ)を含んでいます。

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抗菌、除菌、殺菌、滅菌、消毒の違い、分かりやすく説明

抗菌除菌殺菌滅菌消毒、これらの違いを分かりやすくご紹介いたします。

「抗菌:菌の増殖を防ぐ」
抗菌とは、細菌の繁殖を抑制することです。
対象物は、細菌のみ。カビ、黒ずみ、ぬめりは対象外です。付着防止や菌を殺す、減少させることではなく、抑制の程度に決まりはありません。

「除菌:菌を取り除く」
除菌とは、細菌を取り除き減らすことです。菌を殺すことではなく、除菌の程度について決まりはありません。

「殺菌=菌を殺す」
殺菌とは、細菌などの微生物を死滅させることです。
特に病原性や有害性のある糸状菌、細菌、ウィルスを死滅させることをいいます。
どの菌をどの程度殺すかという定義はありません。
※薬事法で、消毒液などの医薬品、薬用せっけんなどの医薬部外品にのみ使用可能です。

「滅菌=菌を完全に殺す」
滅菌とは、熱、薬品、放射線などで細菌を死滅させ、無菌状態を作り出すこと。
「滅」は「全滅」を表し、微生物の生存する確率が100万分の1以下になることをいいます。特に医療現場で使われる用語です。

「消毒=菌をある程度殺す」
消毒とは、人体に有害な物質を除去、無害化させることです。
病理性のある微生物を死滅させたり、感染力を失わせ、
病原性をなくすことで、燃却、煮沸、日光、紫外線、蒸気、薬物による方法があります。

「消毒」と「殺菌」の違い
消毒は、殺菌せずに病理性をなくす方法もあることが違います。

「消毒」と「滅菌」の違い
全ての細菌を死滅させる「滅菌」に対し、「消毒」は、病原微生物をなくしたり、能力を減退させる点が違います。

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ちょうふ?てんぷ?「貼付」の読み方正しいのはどっち?

ちょうふ?てんぷ?「貼付」の読み方正しいのはどっち?

正解は、どちらも正しいです。

もともと「貼付」は、「ちょうふ」と読み方ですが、
「てんぷ」と読む人が多く、それが定着しました。
そして現在では辞書にも掲載され認められるようになった
慣用読み」という読み方なのです。

この様な「慣用読み」として認められた例は

出生
読み方:しゅっしょう、慣用読み:しゅっせい

重複
読み方:ちょうふく、慣用読み:じゅうふく

早急
読み方:そうきゅう、慣用読み:さっきゅう

相殺
読み方:そうさい、慣用読み:そうさつ

固執
読み方:こしつ、慣用読み:こしゅう

あなたはどちらで使っていたでしょうか?本来の読み方から、慣用読みへその途中の言葉はまだまだありそうですね。

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「郎」と「朗」の違いと、意味、名づけについて

「郎」と「朗」、どちらも「ろう」と読み、名前に使われる人気の漢字ですが、その違いは何でしょうか?

先ず「」について
読み方:ろう、おとこ
意味:男、男子、若者、中国の役職名
「男性の美称」として使われたり、「男」を表す漢字となっています。

次に「」について
読み方:ろう、ほがらか、あきら
意味:明るく広々としている様子、ほがらか

名づけでは、男の子らしさ、たくましさなどイメージする「郎」
明るく、ほがらか、清らかにすんでいるイメージの「朗」
また、「郎」は9画、「朗」は10画の違いもあります。

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リースとレンタルの違い、簡単に説明してみると

今回は日本語として使われている、元は英語の言葉「リース」と「レンタル」の違いについてご紹介いたします。

リースとは、
賃貸借(英語:lease)のことで、
主に企業などが機械設備等を購入し(リース会社)、
その企業から比較的長期にわたり賃貸する取引のことです。

レンタルとは、
賃貸借契約の一種で(英語:rental)、
基本的に借主と貸主の直接の取引のこです。

ちなみにクリスマスリースや、アドベントリースなどの
花や葉、木の実などでデコレーションされた輪っか状の装飾品の「リース」は、英語では「wreath」花輪のことです。

なので賃貸借(英語:lease) の「リース」とは全く別の言葉です。カタカナ表記ではその違いは分かりにくいですね。

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「時期尚早」の意味と、間違いやすい「時期早尚」「時期早々」

「それを行うにはまだ早すぎること。また、そのさま。」
これを表す四字熟語は・・・

時期尚早(じきしょうそう)」です。

「時期早尚」や「時期早々」といいうのは誤りです。意味がわかれば、きっと誤って使うことはなくなると思います。

時期尚早(じきしょうそう)」とは、
「それを行うにはまだ早すぎること。また、そのさま。」
単に、「何かをする時期が早すぎる」というのではなく、
「仮に今行っても成功しない(うまくことが運ばない)」という意味も含んでいます。
尚早」は「尚、早し(なお、はやし)」とそのまま覚えるといいですし、「」には「まだ」という意味があるので「まだ、はやい」と覚えるのもいいですね。

時期」は期間を意味し、タイミングのことです。

この「時期」を「時機」とするのも間違いです。

時機」とは、「あることを行うのにちょうどよい頃合い、チャンスのこと。」

早すぎるのはチャンスではなく、タイミグなので、「時期尚早」というわけです。

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止まる、泊まる、留まる、停まる、意味と違い

止まる」とは?
動いていたものが動かなくなること。
例え:時計が止まる。
蝶々が花に止まる。

泊まる」とは?
他の家で夜を過ごすこと、停泊すること。
例え:旅館に泊まる。
別荘に泊まる。

留まる」とは?
ある位置から固定されて動かないこと、印象に残ること。
例え:目に留まる。

停まる」とは?
動いているもの(特に乗り物)が、一時的にとまること。
例え:バスが停まる。

ちなみに「駐車」の「駐める」は、常用漢字表では「とどめる」です。
したがって、厳密には「とめる」とはいいませんが、「とめる」と当て字で使う方もいるようです。