「偶々」なんて読むのでしょうか?
答えは「たまたま」です。
意味
「偶然に、意図的ではなく、故意ではなく」や
「思いがけず、たまに、頻度が少ない」
語源、由来
偶々の「偶」は「図らずして偶然に起きること」
「めったにない、まれなこと」を意味していています。
もとは「偶偶」です。
同じ言葉を繰り返すことや、
同じ音を繰り返す言葉のことを「畳語(じょうご)」といいます。
例えば「青々、木々、時々」など
また「々」は、反復記号の一種であって漢字ではありません。
「おこがましい」とは
ですぎたことや、ばかがていること、身の程をわきまえない意味で、自分をへりくだっていう時に使ます。
漢字で表記すると、「烏滸がましい」
この「烏滸」の由来は、むかし中国でうるさうことや、やかっましいことを、水際のカラスに見立て「烏滸(おこ)」と呼んでいたことです。「滸」は水際を指しています。
日本では、平安時代の頃は、「愚か、愚鈍、非常識な振舞い」を意味していましたが、愚鈍なものを表す「馬鹿」が室町時代になるとつかわれはじめて「烏滸」はつかわれなくなったそうです。
「厚かましい」との違い
「厚かましい」とは、「遠慮がない、図々しい」という意味で、地位や立場には関係なく、だれにでも当てはまる表現です。
しかし「おこがましい」は、身分にあっていないという意味(目上の人に対する配慮や申し訳なさ)を含んでいます。
抗菌、除菌、殺菌、滅菌、消毒、これらの違いを分かりやすくご紹介いたします。
「抗菌:菌の増殖を防ぐ」
抗菌とは、細菌の繁殖を抑制することです。
対象物は、細菌のみ。カビ、黒ずみ、ぬめりは対象外です。付着防止や菌を殺す、減少させることではなく、抑制の程度に決まりはありません。
「除菌:菌を取り除く」
除菌とは、細菌を取り除き減らすことです。菌を殺すことではなく、除菌の程度について決まりはありません。
「殺菌=菌を殺す」
殺菌とは、細菌などの微生物を死滅させることです。
特に病原性や有害性のある糸状菌、細菌、ウィルスを死滅させることをいいます。
どの菌をどの程度殺すかという定義はありません。
※薬事法で、消毒液などの医薬品、薬用せっけんなどの医薬部外品にのみ使用可能です。
「滅菌=菌を完全に殺す」
滅菌とは、熱、薬品、放射線などで細菌を死滅させ、無菌状態を作り出すこと。
「滅」は「全滅」を表し、微生物の生存する確率が100万分の1以下になることをいいます。特に医療現場で使われる用語です。
「消毒=菌をある程度殺す」
消毒とは、人体に有害な物質を除去、無害化させることです。
病理性のある微生物を死滅させたり、感染力を失わせ、
病原性をなくすことで、燃却、煮沸、日光、紫外線、蒸気、薬物による方法があります。
「消毒」と「殺菌」の違い
消毒は、殺菌せずに病理性をなくす方法もあることが違います。
「消毒」と「滅菌」の違い
全ての細菌を死滅させる「滅菌」に対し、「消毒」は、病原微生物をなくしたり、能力を減退させる点が違います。
ちょうふ?てんぷ?「貼付」の読み方正しいのはどっち?
正解は、どちらも正しいです。
もともと「貼付」は、「ちょうふ」と読み方ですが、
「てんぷ」と読む人が多く、それが定着しました。
そして現在では辞書にも掲載され認められるようになった
「慣用読み」という読み方なのです。
この様な「慣用読み」として認められた例は
「出生」
読み方:しゅっしょう、慣用読み:しゅっせい
「重複」
読み方:ちょうふく、慣用読み:じゅうふく
「早急」
読み方:そうきゅう、慣用読み:さっきゅう
「相殺」
読み方:そうさい、慣用読み:そうさつ
「固執」
読み方:こしつ、慣用読み:こしゅう
あなたはどちらで使っていたでしょうか?本来の読み方から、慣用読みへその途中の言葉はまだまだありそうですね。
今回は日本語として使われている、元は英語の言葉「リース」と「レンタル」の違いについてご紹介いたします。
リースとは、
賃貸借(英語:lease)のことで、
主に企業などが機械設備等を購入し(リース会社)、
その企業から比較的長期にわたり賃貸する取引のことです。
レンタルとは、
賃貸借契約の一種で(英語:rental)、
基本的に借主と貸主の直接の取引のこです。
ちなみにクリスマスリースや、アドベントリースなどの
花や葉、木の実などでデコレーションされた輪っか状の装飾品の「リース」は、英語では「wreath」花輪のことです。
なので賃貸借(英語:lease) の「リース」とは全く別の言葉です。カタカナ表記ではその違いは分かりにくいですね。
「それを行うにはまだ早すぎること。また、そのさま。」
これを表す四字熟語は・・・
「時期尚早(じきしょうそう)」です。
「時期早尚」や「時期早々」といいうのは誤りです。意味がわかれば、きっと誤って使うことはなくなると思います。
「時期尚早(じきしょうそう)」とは、
「それを行うにはまだ早すぎること。また、そのさま。」
単に、「何かをする時期が早すぎる」というのではなく、
「仮に今行っても成功しない(うまくことが運ばない)」という意味も含んでいます。
「尚早」は「尚、早し(なお、はやし)」とそのまま覚えるといいですし、「尚」には「まだ」という意味があるので「まだ、はやい」と覚えるのもいいですね。
「時期」は期間を意味し、タイミングのことです。
この「時期」を「時機」とするのも間違いです。
「時機」とは、「あることを行うのにちょうどよい頃合い、チャンスのこと。」
早すぎるのはチャンスではなく、タイミグなので、「時期尚早」というわけです。