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ナイフ・フォーク・スプーンを漢字にすると?

食卓用のナイフ、フォーク、スプーンはカトラリーともよばれますが、これらを漢字で表すと何なんでしょう?


ナイフ:肉刀
フォーク:肉叉(にくさ)、肉刺、肉匙、突き匙
スプーン:匙(さじ)

食卓用ではないナイフは、小刀(こがたな)があります。

匙(さじ)は日本に昔からありましたが、儀式用であったり、上流階級で使われていました。江戸時代では、医者が薬を測る道具として「お匙」と呼ばれていました。
「匙を投げる」という医者が患者を見放す比喩表現がありますが、これは医療で使われてたことが関係しているようです。

では、サボテンを漢字にすると?

「鯨」は本当はクジラじゃないって?

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コンパスを漢字にすると?

小学校の時に使ったことがある文房具のコンパス
これを漢字では何と書くでしょうか?
調べてみると、コンパスには複数の呼び方と漢字がありました。

円規(えんき、こんぱす)
両脚器(りょうきゃくき)
(ぶんまわし)
ぶん回し(ぶんまわし)
根発子(こんはっす)

そしてもう一つのコンパス
方位を測定する計器である「方位磁針」のコンパスもあります。
こちらは漢字にすると?

羅針盤(らしんばん)
羅針儀(らしんぎ)
磁気コンパス
方位磁石

など呼ばれています。

では、「定規・物差し(ものさし)・線引き」の違いとは?

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( )「 」『 』 [ ] 〔 〕{ } 〈 〉カッコの読み方・名前

文章の中で、強調したいとき、区切りたいときに用いられる括弧ですが、それらの名前をご紹介します。

( )まる括弧、小括弧、パーレン 
{ }波括弧、中括弧、ブレース
[ ]角括弧、大括弧、ブラケット
〔 〕亀甲括弧
【 】付き括弧 
「 」鉤括弧、ひっかけ

『 』二重鉤括弧、二重鉤、二重ひっかけ
〈 〉山括弧、山パーレン、ギュメ
《 》二重山括弧、二重山パーレン、ダブルギュメ

ちなみに「亀甲」とは?
読み方:きっこう
意味:亀の甲のこと。六角形の文様のこと。

では、厸、奻、孖、艸は何と読む?

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髭・ちょんちょん・ダブルミュートの記号とは?

ひげ括弧、ちょんちょん括弧、ノノかぎ、鷹の爪、猫の爪とも呼ばれる記号とは?

様々な呼び方をされていますが、ひげ括弧(かっこ)の括弧は「」などの記号のことです。
括弧などは、引用符といい、文中で会話や他からの引用であることを示すためにつけます。
その引用符は、引用符号ともいい、英語ではクォーテーションマークquotation marksともいいます。

ひげ括弧、ちょんちょん括弧とは?
主に縦書きの文章で使われる「〝」「 〟」「」中の点々のことです。
ちなみに「“ 」「”」は横書きで使われるクォーテーションマークです。

では、「艸、厸、誩」は何と読むでしょうか?

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「拮抗」と「頡頏」とは?

「拮抗」と「頡頏」とは?

「拮抗」とは?
読み方:きっこう
「拮抗」は実は「けっこう」と読み「きっこう」は慣用読みです。
意味:力がほぼ同じもの同士が張り合うこと
」は常用外漢字のため、ニュースなどでは「きっ抗」とひらがな表記されます。

頡頏」とは?
読み方:けっこう、きっこう
意味:鳥が飛び上がったり、飛び降りたりすること。
「頡」は飛び上がる、「頏」は飛び降りることを表しています。
「拮抗」と同意で、勢力が同じくらいの力で張り合うこと。

では、きっ抗と同じ慣用読みの一つ「消耗」の本当の読み方は?

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「制約・成約・誓約」の意味・違い・使い方

「制約」「成約」「誓約」どれも読み方は「せいやく」ですが意味は違います。それらの意味や類義語(類語)をご紹介します。

制約とは
意味:条件をつけ範囲を制限すること
使い方・例文:「時間の制約をうける」
同義語・類語:制限

成約とは
意味:契約が成立すること。
使い方・例文:「成約を一件とってくる」
同義語・類語:契約

誓約とは
意味:必ず守る約束
使い方・例文:「誓約書」
同義語・類語:約束

ちなみに誓約書は法的な効力はあるのでしょうか?基本的には誓約書は法的効力を持ちません。

では「奏功、奏効、成功、成就」の意味と違いは?

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「全壊」と「全潰」とは?読み方と違い

「全壊」と「全潰」とは?読み方と違いはあるのでしょうか?

全壊」と「全潰
読み方:どちらも「ぜんかい」
意味:災害などで建物などが原形をとどめないほど壊れること、つぶれること。
「全壊」は「全潰」の書き換えです。

現在は「全壊」の方が一般的ですが
「全潰」とは、全て潰れるという意味
「全壊」は、見た目は潰れていなくても使います。
例えば、災害などで壊れた建物が、建て直すのと同じ位の費用、またはある基準の費用がかかる被害の時など。

同じ言葉でも、漢字のイメージが異なり興味深いですね。

では、「耐える・堪える・絶える」の違いは?




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「見える」じゃない「見える」は何と読む?意味

「見える」は「みえる」と読みますが、別の読み方があります。
それは何でしょうか?

見える」とは
読み方:まみえる
意味:お会いする、お目にかかるの謙譲語
顔を合わせる、対面すること、妻が夫に使えること

「あいまみえる」という使い方があります。
意味:対面すること
対立関係の相手と顔を合わせる時に使われることが多い

この「あいまみえる」は漢字にすると「相見える」です。
「合間見える」は間違いですのでご注意ください。

では、「強か」は何と読む?

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「頻りに」は何と読む?

頻出漢字」「頻度」などで使う「頻(ひん)」は
「頻りに」と書くと何と読むでしょう?


頻りに」とは?
読み方:しきりに
意味:ひっきりなしに、たびたび
使い方・例文:「頻りに話かけてくる」「雪が頻りに降ってくる」
ほかにも、「頻る」で「しきる」と読み、「雪が降りしきる」と使います。

では、「文る」は何と読むでしょう?

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ウニ「海栗・海胆・雲丹」の違いと由来

「海栗・海胆・雲丹」は「うに」と読みます。
どれもウニですが、使い分けが必要です。
その違いと、漢字の由来をご紹介します。

海栗:生きているウニのこと
由来:殻のトゲが栗のに似ているため

海胆:殻を取り出した中身のことで、中身だけの生のウニや、生きているウニのことも差します。
由来:海胆の「(きも)」は肝臓のことで、その見た目が肝臓(レバー)に似ていたため

雲丹:加工したウニのこと
由来:中国から伝わった言葉で、「雲」は集まるという意味、「丹」は赤いという意味から。
また、栄養価が高い食品は薬とみなされ、雲丹といわれていたため

では、海鼠は何と読む?