「あく」「あける」は「開く(開ける)」「空く(空ける)」「明く(明ける)」がありますが、それらの違いはなんでしょうか?
「開く」とは
意味:閉じていたものがひらくこと。
部首は「門(もんがまえ)」で出入口を指します。
使い方・例文:「箱を開ける」「幕が開く」「店を開ける」「開いた口が塞がらない」
「空く」とは
意味:そこにあったものがなくなる、除かれるということ。すきまができること。
部首は「穴(あなかんむり)」で中身があいている部分を指します。
使い方・例文:「手が空く」「胃に穴が空く」「席が空く」「出張で家を空ける」「中身を空ける」
「明く」とは
意味:ある期間が終わり、新しい期間が始まること。見えるようになること。
使い方・例文:「夜が明ける」「埒が明かない」「雛鳥の目が明く」「梅雨が明ける」「連休明け」「打ち明ける」
では次の場合は「開・空・明」どれでしょうか。
「穴をあける」は?
開通させるという意味で使う場合は「(耳にピアスの)穴を開ける」です。
「間隔があく」は?
時間や空間に余白や隙間ができるという意味なので「間隔が空く」です。
「あけましておめでとう」は?
新しい年が始まるという意味なので「明けましておめでとう」です。