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アメリカの硬貨の種類・呼び方・絵柄・由来

海外旅行や留学などでアメリカを訪れる方も多いと思いますが、アメリカで現在流通している硬貨には、州ごとにデザインが異なるものがあることをご存知でしょうか。今回は魅力的なアメリカの硬貨についてご紹介します。

コイン

アメリカの主な硬貨と呼び名、その由来

ペニー(Penny、1セント)
 絵柄:リンカーン大統領の肖像
 由来:ペニーは、ブリティッシュ・ペンス(イギリスの1ポンドの1/100に相当)の複数形から派生し、この名前で呼ばれるようになりました。

ニッケルNickel、5セント)
 絵柄: ジェファーソン大統領と、彼の家「モンティチェロ」
 由来:主にニッケルで作られているためです。

ダイムDime、10セント)
 絵柄: フランクリン・ルーズベルト大統領が描かれています。
 由来:フランス語の「dîme」から来ており、十分の一を意味します。

クォーターQuarter、25セント)
 絵柄:ジョージ・ワシントン大統領の肖像が基本
 由来:1ドルの4分の1に相当することから、クォーター(四半)と呼ばれています。

そして、州ごとに異なるデザインで作られた硬貨は、50州25セント硬貨プログラムによって発行されたものがあります。
50州25セント硬貨プログラムとは、1999年から2008年まで、50の州とワシントンD.C.、5つの準州の特色を表現した硬貨です。

例えば
・ニューヨーク州(new york
絵柄:自由の女神
移民の多くがアメリカへの新しい人生を始める場所としてニューヨークを選んだ歴史を反映し描かれています。

自由の女神

・カリフォルニア州(california
絵柄:ジョン・ミュアとヨセミテ国立公園
自然保護の先駆者であるジョン・ミュアと壮大なヨセミテ国立公園が描かれています。

・ハワイ州(hawaii
絵柄:波と王国のシンボル
古代ハワイ王国のシンボルが描かれています。ハワイの文化とサーフィンの歴史、そしてユニークな地理的位置がこの硬貨で表現されています。

アリゾナ州(arizona
絵柄:グランドキャニオンとサワロサボテン
独特な地形と乾燥した気候を反映し描かれています。

グランドキャニオン

また、ウィスコンシン州(wisconsin)の絵柄は、トウモロコシですが、製造過程で正しく製造されなかったエラー硬貨が稀にみられコレクターにとって特に魅力となっています。

まとめ
アメリカの硬貨は、そのデザインと素材に国の歴史と文化が刻まれ、偉人の肖像や各州の特色を描いて国の文化と多様性を象徴しています。エラー硬貨のような特異な事例も含め、そのデザインはアメリカの魅力を表しています。
これらの硬貨を通して、アメリカの文化や歴史に触れられるようで面白いですね。

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