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最速の鳥ハヤブサ・ペレグリン・ファルコンの異名

スコットランドのグラスゴー大学のタワーで、4羽のハヤブサのヒナが誕生しました。これは、グラスゴー・ペレグリン・プロジェクトによって観察されました。このプロジェクトは、スコットランド鳥学会、グラスゴー大学、RSPB(英国王立鳥類保護協会)などの団体が協力し、ペレグリン・ファルコン(ハヤブサ)の行動や生態の理解を深めるために行われています。

プロジェクトメンバーは、雄のハヤブサが食料を巣に持ち帰り、雌と共に抱卵を分担している姿を観察しました。今後はヒナに電子タグを取り付け、成長と行動を追跡することで、詳細なデータを収集する予定です。

ハヤブサのイメージ

日本の都市部でもハヤブサを見ることはありますが、都市で営巣し、保護される例はまだ珍しいです。今回は、ハヤブサにまつわる漢字や異名についても紹介します。

ハヤブサは「」「」「」と漢字で表記され、その狩猟技術と速度が世界中で知られています。地域ごとに特有の名前もあります。

  • ペレグリン・ファルコン(Peregrine Falcon): 「旅する隼」を意味するラテン語の「peregrinus」(外国の、遠くから来た)から由来しています。長距離の渡りをする特性にちなんだ、最も一般的な名称です。
  • ダック・ホーク(Duck Hawk): 北米での異名で、水鳥を狩る能力から名付けられました。特にカモ類を水辺で捕食する姿が特徴的です。
  • Faucon pèlerin(フランス語: タカ + 巡礼者)
  • Wanderfalke(ドイツ語: さまよう + タカ)
  • Pelgrimvalk(オランダ語: 巡礼者 + タカ)
ハヤブサのイメージ

ちなみに1999年に「Frightful」と名付けられたハヤブサが、急降下時に最高時速320キロメートルを記録し、「最も速い鳥」としてギネス世界記録に登録されました。ハヤブサはその驚異的なスピードと適応能力で多くの人を魅了しています。

プロジェクトの活動を通じて、ハヤブサの生態に対する理解が深まり、彼らの保護に役立つ知識が蓄積されていくことを期待します。

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