子どもの成長を願う言葉はたくさんあります。今回は、子どもが努力を積み重ね、大きな成果を得るような意味を含む四字熟語をご紹介します。
読み方
:せきすいせいえん
意味
:長い時間、積み重ねた努力や行動が深く豊かな結果をもたらすこと。水が溜まり淵となるように、継続的な努力や行動が結果を生み出すことを意味します。
英語訳
:”Accumulated water becomes a deep pool.”
使い方・例文
:「長年にわたって、毎日少しずつ練習してきた息子が、ついにオリンピックの代表選手に選ばれた。積水成淵の精神で努力を続けた結果だ。」
類語
:「日進月歩」
反対語
:なし
読み方
:せきどせいざん
意味
:長い時間、少しずつ努力を積み重ねることで、大きな成果を生み出すこと。土が積み重なって山となるように、継続的な努力が将来的に大きな成果を生むことを意味します。
英語訳
:”Piled soil becomes a mountain.”
使い方・例文
:「娘がピアノを毎日欠かさず練習している。最初は音がまったく出なかったが、少しずつ上達して今ではすばらしい演奏ができるようになった。積土成山の努力の賜物だ。」
類語
:「一滴の水は積り重なれば成川になる」「継続は力なり」
反対語
:なし
読み方
:ずいしょさくしゅ
意味
:物事を任された場所で全力を尽くすことが大切であること。どのような場所でも、その場でできることを最大限にやり、主導権を握ることが重要であることを意味します。
英語訳
:”Take the initiative wherever you are.”
使い方・例文
:「私た息子がサッカーの試合に負けてしまったとき、落ち込んでいた。しかし、私は『随処作主の精神で、今度は次の試合に向けて最大限の準備をしよう』と言い、彼を励ましている。」
類語
:「出る杭は打たれる」
反対語
:「消極的になる」
読み方
:かいぶつせいむ
意味
:新しい発見や技術を積極的に導入することで、より効率的な業務を実現すること。物事を開くことで、その業務が円滑に運ぶようになることを意味します。
英語訳
:”Innovation makes work efficient.”
使い方・例文
:「子どもたちには、新しいことに挑戦して自分自身の能力を広げてほしい。開物成務の精神を持って、彼らが自分の業務を効率化することが重要だ。」
類語
:「先進性」
反対語
:「既成概念に固執する」
読み方
:しゃせきいんう
意味
:非常に優れた技術や能力を持っていること。石を射抜くように的確で精度の高い能力を持ち、鳥の羽を飲むように非常に高い能力を持つことを表します。
英語訳
:”Shoot an arrow through a stone and drink a feather.”
使い方・例文
:「射石飲羽の精神を持って、子どもたちが自分自身を高め、成長していくように支援することが必要だ。」
反対語
:「凡人」
これらの四字熟語は、子どもたちががんばって成し遂げた成果を称えるだけでなく、今後も努力を続ける励みになると思います。子供たちの自信につながる言葉になれば幸いです。