うさぎがつく慣用句や、ウサギにまつわることわざ、由来をご紹介します。

兎のひり放し
読み方:うさぎのひりはなし
意味:仕事の後始末をしないこと
語源・由来:ひり放しは、糞をしっぱなしにする意味で、ウサギは糞の後始末をしないことが由来
類語:尻を掛ける、尻に締まりがない
兎の毛で突いたほど
読み方:うのけでついたほど
意味:きわめて微細、微差であること
語源・由来:ウサギの毛は細くて柔らかいため
類語:兎の毛の先ほど

兎波を走る
読み方:うさぎなみをはしる
意味:月影がさざ波のたった水面に映っている様子、船足の速い様子
語源・由来:さざ波は月光で白く輝き、ウサギが走っている様にみえるため
また、ウサギは水が苦手で、水には滅多に入りません。そのため、仏教で悟りの浅い段階の人を例えていうこともあります。
類語:声聞の人、水の月
寒のウサギか白鷺か
読み方:さいのうさぎかしらさぎか
意味:真っ白いもののたとえ
語源・由来:冬に毛の色が白に変わるウサギと、シラサギから。
類語:雪白

兎の股引
読み方:うさぎのももひき
意味:どれもこれも長続きしないたとえ
語源・由来:ウサギの前足が短く、股引をきちんと履けないため
春の日に兎を釣るよう
読み方:はるのひにうさぎをつるよう
意味:気の長いたとえ
語源・由来:いつ現れるのかわからないウサギを待つ様子から
