「永久」「永遠」「悠久」はどれも似た意味で使われ、英語ではどれも「eternity(エタニティ)」と訳されます。ではそれらの違いは何でしょう?
「永久」とは
読み方:えいきゅう、とこしえ
意味:いつまでも変わらないという意味で、主に形のあるもの、物質的なものに対して使います。
使い方・例文:永久歯、永久追放
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英語では:eternity、lasting、permanence
「永遠」とは
読み方:えいえん、とわ
意味:果てしなく続くこと、過去、現在、未来の時間を超えて存在する、不変なもの。宗教、哲学用語。
使い方・例文:永遠の愛、永遠のライバル
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英語では:eternity、perpetuity、permanence、 immortality
「悠久」とは
読み方:ゆうきゅう
意味:果てしなく続くこと、遠い過去から未来まで果てしなく続く様子。
使い方・例文:悠久のかなた、悠久の歴史、悠久の昔
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類語:永遠、永久、常しえ、恒久、不朽、無限
英語では:eternity、perpetuity
「永久」「永遠」「悠久」は、ある状態が限りなく続くという意味でどれも同じように使います。
しかし「永久」は物質的なものに対して、「永遠」は精神的なもの、時間に対比し用いるという点が異なります。
「悠久」は果てしなく続く様子を意味し、歴史や自然など壮大なものに対して使われます。そして時代を超えて「存在する」という意味は「永遠」にだけ含まれます。
ちなみに「永久」は、平安時代(鳥羽天皇の頃)に元号として使われていました。