現在は「満年齢」が使われていますが、
古くから日本では「数え年」が使われていました。
その違いは何でしょうか?
まず「満年齢」とは
生まれた日を0歳、次の誕生日を迎えると1歳、
誕生日を迎える度に年齢が1歳増えていきます。
(正確には誕生日前日に年を重ねることになります)
では「数え年」とは
生まれた日を1歳、正月(1月1日)を迎えると2歳
正月を迎える度に年齢が1歳増えます。
例:2019年3月3日生まれの場合、生まれた時点で1歳
2020年1月1日に2歳と数えます。
なぜ正月に年を取るのか?
理由は様々あるようですが、
家族内で多数の子どもや、公的制度などで年齢を個人ごと細かく扱うのは煩雑だったため、処理を手軽にするため。
お正月は「年神様」を迎え、年神様から頂けるものが「お年玉」であり、「玉」は「たましい、神様のエネルギー」のことで、力を得るという考えから、など。
ちなみに、「数え年」は日本、中国、朝鮮半島、ベトナムの東アジア諸国で古くから使われていました。そして多くの国で「満年齢」に切り替わり、今現在「数え年」が一般的に使われるのは韓国だけだとか。