...殺しても猶飽き足らないように...
芥川龍之介 「或日の大石内蔵助」
...講談に飽き足らない読者を開拓した為だ...
芥川龍之介 「亦一説?」
...僕は一日あなたに書き続けていてもなお飽き足らないのです...
有島武郎 「或る女」
...私は明かに自己の保存が保障されただけでは飽き足らない...
有島武郎 「惜みなく愛は奪う」
...なお飽き足らない点...
寺田寅彦 「相対性原理側面観」
...あれだけでは飽き足らないで...
中里介山 「大菩薩峠」
...ただこの種の研究について私の飽き足らないところを云うと...
夏目漱石 「創作家の態度」
...なんかしら飽き足らないものを持っている...
野村胡堂 「楽聖物語」
...三の旧作は目下の著者の芸術的信念や思想の上から見て飽き足らないものである...
萩原朔太郎 「月に吠える」
...なぜ自分は長い間この人を飽き足らない感情を持って見ていたのであろうかと...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...このごろはまた中将を侮蔑(ぶべつ)して失恋の苦しみをさせている大臣の態度に飽き足らないものがあって...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...しかし性欲を主にして書いたものではないから飽き足らない...
森鴎外 「ヰタ・セクスアリス」
...中国の毛利にも飽き足らないものを覚えていたところへ...
吉川英治 「黒田如水」
...ただ神変不可思議な霊剣の所持者とばかり見て置くのはやや飽き足らない...
吉川英治 「剣難女難」
...いつも飽き足らないのであった...
吉川英治 「新書太閤記」
...それに飽き足らない主君の顔つきとが...
吉川英治 「新書太閤記」
...八ツ裂きにしても飽き足らない思いに違いあるまい...
吉川英治 「新・水滸伝」
...この自力難行道の床(ゆか)を捨てただけに飽き足らないで...
吉川英治 「親鸞」
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