...霜よけの藁(わら)を着た芭蕉(ばしょう)が...
芥川龍之介 「葬儀記」
...庭の松に霜よけの繩(なわ)のまだ取られずについているのも見える...
田山花袋 「少女病」
...霜よけもせぬ白菜に蕾がついたのである...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...私は松や蘇鉄(そてつ)や芭蕉(ばしょう)なぞに其の年の霜よけを為(な)し終えた植木屋の安(やす)が...
永井荷風 「狐」
...竜子が丁度高等女学校へ進もうという前の年松の霜よけをしに来た時...
永井荷風 「寐顔」
...磨(すり)がらすの軒燈(けんとう)さてはまた霜よけした松の枝越し...
永井荷風 「深川の唄」
...牡丹の霜よけ取拂ふ...
長塚節 「十日間」
...霜よけの藁を取って...
吉川英治 「江戸三国志」
...牡丹(ぼたん)畑の霜よけにかくれて...
吉川英治 「江戸三国志」
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