...見る人にとっても釣り込まれるような感興が起ろうはずはない...
寺田寅彦 「二科会その他」
...釣り込まれるようなことはなかった...
徳田秋声 「足迹」
...それには思わず竜之助も釣り込まれることもあるが...
中里介山 「大菩薩峠」
...次第に釣り込まれるように気が乗ってきて...
夏目漱石 「三四郎」
...つい釣り込まれるよ...
夏目漱石 「二百十日」
...相手に釣り込まれるほどの酔が廻っていなかった...
夏目漱石 「明暗」
...津田もしだいしだいに釣り込まれるだけであった...
夏目漱石 「明暗」
...すると存外うまく出来たんだ――あとで考えるとそれが災(わざわい)の本(もと)さね」「それからどうした」と主人はついに釣り込まれる...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...「あら、また、あのヨットがいるわ」鮎子さんが、釣り込まれる...
久生十蘭 「キャラコさん」
...ツイその方向に釣り込まれる傾向もあった...
夢野久作 「梅津只圓翁伝」
...「お千絵どの」「はい」釣り込まれるように返辞をしてから...
吉川英治 「鳴門秘帖」
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