...それ自身二つの矛盾を含んでいる...
豊島与志雄 「傷痕の背景」
...身二つになるまでここに保養をしていて...
中里介山 「大菩薩峠」
...身二つを持って行きさえすれば...
中里介山 「大菩薩峠」
...其年((そのとし))の師走には親子が身二つを包むものも無く...
樋口一葉 「琴の音」
...其年の師走には親子が身二つを包むものも無く...
樋口一葉 「琴の音」
...それを火から卸(おろ)して玉子の白身二つ振(ぶり)よく泡立たせて混てレモン油でも少し滴(た)らして型へ入れますが型がなければブリキの鉢でも何でも出来ます...
村井弦斎 「食道楽」
...玉子のは玉子の黄身二つと牛乳一合と砂糖三杯とよく混ぜ合せて湯煎(ゆせん)にしてそれから水に溶いたゼラチン五枚と葡萄酒(ぶどうしゅ)を少し入れて水に冷して半固(はんかた)まりの処へ泡立てた白身を二つ入れて固めます...
村井弦斎 「食道楽」
...それは先ず玉子の黄身二つへ小匙一杯の砂糖と大匙八分目のバターとを混ぜてよく煉(ね)っておいて大匙三杯のメリケン粉を極くザット混ぜて中匙一杯の牛乳を加えてそれへ白身二つのよく泡立てたものを加えて衣としてチースを小指位な大きさの四角に切ってその衣へ包んでサラダ油で揚げるのです...
村井弦斎 「食道楽」
...それからチースストロンと申すのは玉子の黄身二つへバター大匙一杯半と砂糖小匙一杯に芥子を小匙一杯半塩少しと唐辛(とうがらし)極く少しと胡椒少しとを加えて摺卸(すりおろ)したチースを大匙二杯入れて混ぜてまたメリケン粉を大匙五杯混ぜてそれへ牛乳を好(い)い加減(かげん)に注(さ)して煉り展(のば)します...
村井弦斎 「食道楽」
...まだ上等とは申されませんが玉子の黄身二つへ砂糖を大匙二杯よく混ぜてツブツブのないようにして二合の牛乳を少しずつ注(つ)いで行ってそれを湯煎にします...
村井弦斎 「食道楽」
...先ず普通の処(ところ)では玉子の黄身二つと砂糖二杯と一合の牛乳とを混ぜて湯煎(ゆせん)にして火から卸(おろ)した時一合のクリームとレモン油か何か外(ほか)の香料を加えて固めます...
村井弦斎 「食道楽」
...第三十三 米のフライには色々の製法がありますけれども手軽にすれば炊いてある御飯大匙二杯へ玉子の黄身二つと塩胡椒とを混ぜてバターで揚げます...
村井弦斎 「食道楽」
...第三十四 米のフエタスは前のフライよりもズット上等の御馳走で先ず玉子の黄身二つと砂糖大匙二杯とバター大匙一杯とを能(よ)く煉るように掻き混ぜてその中へ大匙二杯の御飯を入れてよく混ぜます...
村井弦斎 「食道楽」
...本式は今の中へ玉子の黄身二つとセリー酒大匙一杯を加えて黄(きいろ)くするかあるいは今の品を火から卸(おろ)して一合のクリームを泡立てて混ぜて白く致します...
村井弦斎 「食道楽」
...外に林檎(りんご)か何か菓物(くだもの)を一つ戴く事もあります」大原「それから三日目には何です」お登和「三日目は玉子と牛乳の淡雪(あわゆき)といいまして先ず大きな玉子の白身二つばかり茶筅(ちゃせん)で泡の沢山立つまでよく掻き廻してそれを一合の沸立っている牛乳の中へ交ぜて一度よく混ぜますと牛乳が白身へ交って白い泡がフーッと盛り上ります...
村井弦斎 「食道楽」
...こちらで身二つになるまで預かるが...
山本周五郎 「赤ひげ診療譚」
...少なくとも身二つになるまでは誰かの世話にならなければならない...
山本周五郎 「初蕾」
...身二つになるまであそこの谷間に庵を結んで籠つてゐたと云ひ傳へられてゐる處です...
若山牧水 「樹木とその葉」
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