...町はづれの非人小屋に起き伏しする...
芥川龍之介 「奉教人の死」
...起き伏ししてゐましたので かなりに話が分つてる人だとも信じましたので――処が私共のそのまじめな行為は...
伊藤野枝 「書簡 木村荘太宛」
...飛行島建設団長のリット少将が起き伏ししている「鋼鉄の宮殿」の塔の上で...
海野十三 「浮かぶ飛行島」
...この艇内に十五ヶ年起き伏しすることは...
海野十三 「宇宙尖兵」
...只一人起き伏しする身とはなった...
海野十三 「棺桶の花嫁」
...いつも同じ新月号の中に起き伏しし...
海野十三 「三十年後の世界」
...春木君が起き伏している伯母(おば)さんの家へいった...
海野十三 「少年探偵長」
...辻川博士が起き伏しているらしい表現派のような建物の様子であった...
海野十三 「地球盗難」
...夫として傍に起き伏している一個の男性が...
海野十三 「ヒルミ夫人の冷蔵鞄」
...とにもかくにも十年に余る歳月のあいだ起き伏しを共にし...
谷崎潤一郎 「蓼喰う虫」
...名もなき女童(をんなわらべ)共と一つ所に起き伏しゝて合戦の駈引(かけひき)なんど知るに由なく...
谷崎潤一郎 「武州公秘話」
...その貞淑の妻共に鄰り起き伏しする處...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...『起き伏し分かで枕より跡より恋の攻め来れば』とあつて...
野口米次郎 「能楽論」
......
三好達治 「間花集」
...その水の果しない起き伏し...
三好達治 「霾」
...晴れやかに起き伏しする河添い柳も続いて...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...三十年もひとつ家の内に起き伏しして...
山本周五郎 「日本婦道記」
...ヨハンの起き伏しする住居(すまい)というのは「山の会堂」の裏の森で...
吉川英治 「江戸三国志」
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