...その何の某の英雄たることを認めさせる為には...
芥川龍之介 「大久保湖州」
...結局認めさせるのも...
有島武郎 「星座」
...アルハーゼンの時代に満開の花盛りを示したかの回教文化がなにゆえに今日もはや新しい芽を出し得ないかという理由を明白に認めさせるものである...
スワンテ・アウグスト・アーレニウス Svante August Arrhenius 寺田寅彦訳 「宇宙の始まり」
...又あたし等に三好との結合を認めさせる...
谷崎潤一郎 「細雪」
...彼は自分の存在を認めさせることになつた...
田畑修一郎 「医師高間房一氏」
...作家が一つの名作によって自分を認めさせるときには...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...多少の青空を認めさせる助けとなった...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...それは人間に神の存在を認めさせるために...
永井隆 「この子を残して」
...僕の存在を人に認めさせる事ができないんです...
夏目漱石 「明暗」
...ワグナーの真価を認めさせるために骨を折ったりした...
野村胡堂 「楽聖物語」
...私をアストリア国王と認めさせる必要があったのだろう...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「王冠の重み」
...そして健全な女でないという点だけをいよいよ認めさせることになります」と言う宮の御注意が大将夫人へあったのである...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...唯一の妻と認めさせることはできないでも...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...自分のために非難の声が高く起こらないふうにして妻であることを自然に世間へ認めさせるのがよいであろう...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...その草履をはいていることを相手に認めさせる...
山本周五郎 「青べか物語」
...こちらで認めさせるより仕方がございません...
山本周五郎 「菊屋敷」
...女房の仇と認めさせる位の事は...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...あく迄も妾を姉さんと認めさせるために外出着としていたものです...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
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