...彼は詭辯をして相手をだますのが得意だ...
...詭辯で正論を紛らわすなんてやめてほしい...
...詭辯には明確な答えがなく、議論が平行線を辿ることがよくある...
...詭辯を用いた論理的な議論は、自分の立場を説明するのに役立つことがある...
...彼女は詭辯的な口調で話すことが多く、周りの人々からは疎まれている...
...之を詭辯だと云ふものは總ての宗教と哲學とに縁のない人だと云ふことを憚らない...
阿部次郎 「三太郎の日記 第一」
...『實に詭辯家だな神山さんは!』『詭辯家?怎(ど)うせ然(さ)うよ...
石川啄木 「鳥影」
...『僕の首が短いといふんか? それは詭辯ぢや...
石川啄木 「我等の一團と彼」
...専門の学者らがいかに詭辯(きべん)を弄しても...
丘浅次郎 「人道の正体」
...それは無智な詭辯だ...
太宰治 「お伽草紙」
...かへつて或る詭辯の觀を呈してゐる...
デカルト Renati Des-Cartes 三木清訳 「省察」
...詭辯はここにこそ潜んでゐる...
デカルト Renati Des-Cartes 三木清訳 「省察」
...どんな詭辯もそれの附加を許さない...
萩原朔太郎 「青猫」
...理窟それ自身の詭辯的興味を除いて...
萩原朔太郎 「青猫」
...都合よく詭辯されたものはない...
萩原朔太郎 「易者の哲理」
...詭辯でないまでも強辯であるを免れぬ...
波多野精一 「時と永遠」
...さうでないと仰しやるのは詭辯です――僞りです...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...ふと自分の腦裡に浮んだ安價なる詭辯である...
水上瀧太郎 「貝殼追放」
...机にもどつて、この事を、自分にただしてみたが、幼稚と答へたのは、詭辯ではない...
吉川英治 「折々の記」
便利!手書き漢字入力検索