...はっきり覚えていない...
石川欣一 「可愛い山」
...もうその時にはどんな夢を見たかハッキリ覚えていない...
魯迅 井上紅梅訳 「不周山」
...五郎は覚えていない...
梅崎春生 「幻化」
...その時分のことを少しも覚えていないのです...
江戸川乱歩 「孤島の鬼」
...例えば父が仕事に与った楠公の銅像の時は微かにしか覚えていないけれど...
高村光太郎 「回想録」
...笠井さんを見覚えていない様子であった...
太宰治 「八十八夜」
...曲がどういう曲であったかそれも覚えていない...
寺田寅彦 「二十四年前」
...而も夫が自分では覚えていないと見えて...
戸坂潤 「社会時評」
...僕はおまえが好きだったかどうかさえ覚えていないんだ...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...だれももう先ほどからの出来事を覚えていないようなふうだった...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...声はよく覚えていないと...
久生十蘭 「金狼」
...それからどの位立ったか覚えていないが...
堀辰雄 「楡の家」
...」「よく覚えていないね...
室生犀星 「蜜のあわれ」
...だが今ではもう何一つ覚えていない...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...そのあとの事はよく覚えていない...
山本周五郎 「思い違い物語」
...少しも覚えていない相手と寝た...
山本周五郎 「さぶ」
...「あたしぼんやりだからよく覚えていないけれど...
山本周五郎 「ひとでなし」
...(順序をよく覚えていないが...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
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