...やはりめしつかいも何も見えていないことを知られたくなかったので...
ハンス・クリスチャン・アンデルセン Hans Christian Andersen 大久保ゆう訳 「はだかの王さま」
...こっちに見えていないか」「リント少将? 閣下は...
海野十三 「地底戦車の怪人」
...こういう信念が上代にあったらしい形迹(けいせき)は古典のどこにも見えていないし...
津田左右吉 「日本歴史の研究に於ける科学的態度」
...そういう方はまだ見えていないというのであった...
徳田秋声 「仮装人物」
...提灯の下から「今晩は――益満さんは?」「まだ見えていないよ」「そうかい...
直木三十五 「南国太平記」
...だれの眼にもまだ見えていない...
長谷川伸 「一本刀土俵入 二幕五場」
...とろんとして明らかに何も見えていない...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「諜報部」
...生産工場でない場所では、より多い一時間の労働の生産が、企業者にどれだけの利潤を与えるかということは、見えていない...
宮本百合子 「いのちの使われかた」
...ゆるゆると死んで行く有様の見えていないところへ...
シュニッツレル Arthur Schnitzler 森鴎外訳 「みれん」
...どこにも個人の跡は見えていない...
柳宗悦 「工藝の道」
...今は小さくなって頭だけしか見えていないが...
柳田国男 「故郷七十年」
...地図上にはこのほかには見えていない...
柳田國男 「地名の研究」
...赤い糸か何ぞのようにチラチラとしか見えていない...
夢野久作 「難船小僧」
...まだその兆候(ちょうこう)は見えていないが……」と...
吉川英治 「江戸三国志」
...まだ何人(なにびと)も見えていない...
吉川英治 「私本太平記」
...なぜ思いつかずにいたのだろう」ぼやと星屑の空しか彼女には見えていない...
吉川英治 「私本太平記」
...従来の史料にはまったく見えていない...
吉川英治 「随筆 宮本武蔵」
...高札の面(おもて)には見えていない...
吉川英治 「源頼朝」
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