...極めて慎重に戦いをやって行く方式をとっていたのです...
石原莞爾 「最終戦争論」
...午後四時頃(もっと早く行く方が確かだ)烏帽子岩へ行って...
江戸川乱歩 「孤島の鬼」
...その行く方(へ)も見えずして忽に失せぬ九...
稗田の阿礼、太の安万侶 「古事記」
...言はれる儘に行く方(かた)を手探りした...
鈴木三重吉 「赤い鳥」
...汽船の真直ぐに進み行く方向...
太宰治 「佐渡」
...自分の生きて行く方向もまるで変ってしまったのです...
太宰治 「人間失格」
...同国人でありかつはジャルディン卿の妹であるキャゼリン嬢の行く方がどのくらい効果的だかわからないのであったから...
橘外男 「ナリン殿下への回想」
...そう云うさま/″\な回想をなつかしみつゝ生きて行く方が...
谷崎潤一郎 「少将滋幹の母」
...機関説排撃運動の行く方は...
戸坂潤 「現代日本の思想対立」
...雷門の方から車が来るたびたびその行く方角をきいろい声で知らせている...
永井荷風 「寺じまの記」
...烏の過ぎ行く方をながめていたが...
中里介山 「大菩薩峠」
...英国もやはり衰へて行く方であらう...
正岡子規 「病牀六尺」
...この女がわめこうと大丈夫――連れて行く方法は...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...その行く方へ随って行くと一(ある)池の辺で竜が人身に変じ商人に活命の報恩にわが宮へ御伴(おとも)しようと言う...
南方熊楠 「十二支考」
...したがって良心と慾望を分裂させないで統一的に解決して行く方法もある...
三好十郎 「恐怖の季節」
...「いとどしく過ぎ行く方の恋しきにうらやましくも帰る波かな」これも源氏の口に上った...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...これに近よって行く方法も決して絶無とは言えないことだけは...
柳田国男 「海上の道」
...それを実地に即して調べて行く方が...
柳田国男 「故郷七十年」
便利!手書き漢字入力検索