...というのは、そのたるのまわりには、みどり色の布がかけられていましたし、おまけに、色とりどりの、大きなじゅうたんの上に置かれていましたから...
ハンス・クリスチャン・アンデルセン Hans Christian Andersen 矢崎源九郎訳 「モミの木」
...葉には色とりどりの紙片がついている...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...色とりどりな茨(いばら)や小さな花もあったが...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...七色とりどりの酒瓶が並んでいる帳場(ちょうば)の棚には...
海野十三 「三角形の恐怖」
...色とりどりのパイロット・ランプが...
海野十三 「地球要塞」
...そこらの野山を色とりどりに晴やかに粧つた春の眺めは...
薄田泣菫 「独楽園」
...色とりどりの花々の美しさ...
田中英光 「オリンポスの果実」
...色とりどりの美しい生花を一対買った...
豊島与志雄 「絶縁体」
...ここは千紫万紅(せんしばんこう)色とりどりに美しい布の洪水(こうずい)です...
林芙美子 「新生の門」
...色とりどりな服装をした西洋婦人たちがむらがっていた...
堀辰雄 「ルウベンスの偽画」
...色とりどりの三角旗を翻して隊伍堂々と列を組んで行く...
牧野信一 「変装綺譚」
...色とりどりの鎧武者がまことに浮きつ沈みつしてゐるやうな光景であつた...
牧野信一 「武者窓日記」
...松茸は赤黄緑紫灰色とりどりに鮮明な絵具をぬられてくつきりと水玉の斑点を意匠に散らした寸にもたらないもので...
三好達治 「オルゴール」
...色とりどりのネオンの輝く通りをすぎ...
山川方夫 「演技の果て」
...むき出しにされた醜い色とりどりの膓(はらわた)のようにうごめいて光っている...
山川方夫 「その一年」
...贅沢(ぜいたく)といってもよいくらい品数の多い色とりどりの食膳(しょくぜん)...
山本周五郎 「日本婦道記」
...色とりどりの春の花が...
夢野久作 「木魂」
...――何(な)んと女の変化の種類も色とりどりなものではないか...
横光利一 「上海」
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