...仕事が忙しくて、毎晩腕が鳴るほど遅くまで働いている...
...明日の試験が迫っているため、夜遅くまで腕が鳴る勉強をしている...
...近頃は仕事がなくて腕が鳴る...
中里介山 「大菩薩峠」
...八」「腕が鳴るね」ガラッ八の八五郎は...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...貴様たち、腕が鳴るだろう...
林不忘 「若き日の成吉思汗」
...例へば、俺は斯う見えても満洲に渡つて大喧嘩をした時には、ピストルを放されたが、笑ひながらビール壜でその弾丸をうけとめると一処に敵手の頭を張り擲つて悶絶させてやつたが、あの時は実に痛快だつた、あんな喧嘩ならば毎日でも欲しい! とか、俺の力は八人力で、若しこの上憤つたならば斯んな家位ひは十分間で壊してしまふ! とか、酒などは二升や三升飲んだつてホロ酔ひの気持にもならない、歌の一つもうたはうといふ気持になるには五升も飲まなければならない、晩酌は大体三升と決めてゐるが、それ位ひでやめておくと、そのあとをウナギ丼を二つは食はないと腹が減つて眠れない! とか、近々再び愉快な満洲に武者修業に出かけようといふ矢先きなんだから、少々此方で腕ならしをして行きたいと思つてゐるところだ、腕が鳴る、この力瘤を御覧! と叫んで、腕まくりをして見せたりするのです...
牧野信一 「捜語」
...」「腕が鳴るぞ!」囲炉裡のまはりで私達は斯んなことを語らひながら...
牧野信一 「武者窓日記」
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