...跡の肥立ちが非常に悪くついに六月十九日に息を引き取った...
伊藤左千夫 「野菊の墓」
...それがために産後の肥立ちが悪くなって...
田中貢太郎 「鮭の祟」
...おかあさんの肥立ちはよく...
壺井栄 「柿の木のある家」
...至つて肥立ちよく...
土井八枝 「隨筆 藪柑子」
...秋になってからは肥立ちも速(すみや)かであった...
徳田秋声 「黴」
...女房が産後の肥立ちが悪くて死んだ後...
野村胡堂 「裸身の女仙」
...名古屋の姉が出産しこもち肥立ちがよくなかったらそちらへ行くことになっているのですって...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...女房は産後の肥立ちが悪く...
山本周五郎 「ちゃん」
...乳も余るほど出たし子供の肥立ちもよかった...
山本周五郎 「日本婦道記」
...その後の肥立ちが思うようにゆかなかった...
山本周五郎 「藪落し」
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